猫や犬動物に関わる問題が多い
動物を飼っている方が増えている一方、虐待や不衛生な環境での飼育、人や近隣に危害を与えてしまうなどの問題が多いです。居場所をなくした動物たちはとても傷ついてしまいます。
また動物の種類によっては、しつけが必要な場合があり人や他の動物を傷つけてしまう事に発展してしまいます。飼い主は正しい知識をもち、適切な飼い方をする義務があります。
助かる命もたくさんある
また動物が病気や怪我をした際、適切な治療をしなければいけません。私はたくさんの病気を抱えた動物たちをみてきました。中には状態が悪く予後が厳しい子もみてきました。
「早く病院に連れていけば助かったかもしれない」といつも思います。動物の異変に早く気づけるためにも日頃、ペットとの時間を大切に愛情を注いでほしい。
動物に関する法律とは
動物愛護管理法
人と動物を結ぶ法律が「動物愛護管理法」です。この法律は「動物が命があるもの」と認識し暴力などの虐待をしないほか、人と動物が一緒に共存できる社会を目指すために動物の習性や特徴を知ってうえで適正に飼育、取り扱うように定めています。
動物と飼い主等の責任
飼い主さんは飼っている動物の種類や特性、習性などに応じて動物の健康と安全を守り動物が人に生命に害を与えたり、迷惑をかけないようにしなければいけません。また動物が原因で発症する感染症について知識をもち、感染症予防を努める必要があります。動物が自分の所有である事を明らかに努めなければいけません。
虐待や遺棄の禁止
愛護動物を虐待や捨てることは罪になります。その際は懲役や罰金の処分をうけることになります。動物虐待とは動物を苦しめてしまったり傷つけたりなどの行為だけではなく必要なお世話をしなかったり病気の際に適切な治療せず放置してしまったり、食餌や給水を十分に与えていないなどの行為も含まれます。
周辺の生活環境について
動物を飼育するにあたって周辺の生活環境が被害にあっている場合、飼い主は注意、勧告をうけます。他にも危険動物の飼育規制や動物の飼育、保管など法律で定められています。
ペットを飼う飼い主さんに守ってほしいこと
動物の習性や特徴を知り、最期まで責任もって飼育する
飼育する前から動物の飼い方などを知り、動物の種類にあった適切な飼い方をし健康で安全に配慮すること。最期まで責任もって飼うこと。
人に害を与えたり近隣に迷惑をかけないようにする
糞尿や毛、臭いなどで近隣周囲の生活環境に害を与えたり、公共の場を汚さないように配慮する。動物の種類に応じてしつけ等をし、人に危害与えたりしないようにする。
不必要な繁殖をしない
管理できる頭数を決め、不必要な繁殖を防ぐため避妊(去勢)手術をおこなうこと。
動物による感染症について知ること
人と動物との共通感染症について知識をもち自分だけではなく近隣周囲に影響を与えないように感染を防ぐ措置をする。
迷子などの防止のため所有者を明らかにする
飼育している動物が自分のものである事を分かるようにマイクロチップや首輪などをつける。
まとめ
犬や猫といっても種類により性格やなりやすい病気が異なります。私たち飼い主は正しい知識をもち、動物が過ごしやすい清潔な環境や適切な治療をする義務があります。
他の人や周りに迷惑や危害を与えないように心がける必要があります。また人や他の動物にうつる感染症についても知識をもち、ワクチン接種等の予防をしなければいけません。
犬や猫を含め動物たちとお話しする事ができないため、どうしても生活上悩み事があると思います。でも動物たちは何か理由があって行動をおこして私たちに伝えていると思います。出会った小さな命を大切にしてほしいと思います。