舌がしまえない、酷い状態だった猫との出会い

舌がしまえない、酷い状態だった猫との出会い

私が出会った猫は、歯が無いために舌がしまえず酷い状態の猫ちゃんでした。保健所に連れて行かれそうになったり、病気で大変だった事もありましたが楽しい事や嬉しい事も沢山あります。保護猫を飼う事について皆さんの参考になればと思います。

私と猫の出会い

保健所行きになっていた猫

これは少し前のお話です。以前の猫を亡くして1年がたったところ。2014年6月20日17時ごろ会社で1人仕事をしていると、帰社した同僚から電話がありました。

「子供が学校の帰り道に猫をつれてかえってきてしまったので、引き取ってもらえないだろうか?引き取らないなら保健所につれていく」とのことでした。

歯が無い、舌がしまえない猫

引き取った当日部屋のネコ

ボロボロの緑の首輪をしているものの飼い主に虐待にあったのだろうか。鼻水垂らし、口は閉じないのでヨダレもたらす。前歯が上下ない。舌がしまえない。毛並みもひどく、耳には耳ダニ。

鳴き方は、「ニャー」と鳴くことができず、「アッ。アッ。」としか鳴けず、まるでぼろ雑巾のようなネコでした。

でも人懐っこくて元気!3分ほど悩みましたが、飼うことにし、すぐに家へ帰りました。
  

猫を引き取ってすぐ病院へ

引き取った当日膝の中のネコ

耳ダニと酷い脱水症状

翌日病院での健康診断では、耳ダニをキレイにしてもらい、脱水症状があったため、点滴を受けました。そして、体力の回復をさせることに専念。鼻水対処法として海外から取り寄せた「L-リジン 500mg 100粒(カプセル)」をドライフードに混ぜて与えました。

歯が無いためカリカリご飯の粒が歯茎にはまり、食べるたびにつらい思いをしてましたが、上手に食べられるようになりました。

家の2階に上がる階段は最初こそ「よっこいしょ。よっこいしょ。」としか上がれませんでした。駆け上がれるようになるまで2年かかりました。毛づくろいをすると、白毛が茶色になってしまうため、週1でお風呂に入ります。

ネットショップのモデル猫に抜擢!

モデルになった黄色毛布

鼻水とヨダレを ふきふき する日々が1年ほど続き、完治はしませんが改善に至りました。キャッチボールもできるようになり、おじいちゃんとの、まったり昼寝も快適のようです。

私の仕事で、インスタグラムに商品の掲載するため、子供と、動物のモデルを探していました。同僚から「お宅に変わった猫がいるよね。たろうちゃんは?」と、言われ、ネットショップのモデルネコに抜擢☆

インスタグラム、メールマガジンや、商品ページに登場!!たくさんの「イイネ!」を頂き、とっても嬉しかったです。現在もインスタグラムに掲載中ですので、見かけたら笑ってくださいね。

私たちができる事

モデルになったオレンジ兜

保護されるほとんどのネコは脱水症状があります。誰かに餌をもらっていても水はもらえないから、保護をしたらまず、早めに病院で検査してもらいましょう。

猫を引き取ることは責任が伴います。お金もかかります。家族の一員として迎え、その猫が生涯終えるまで10年以上の場合がほとんどです。ただカワイイから、今が猫ブームだから、自分が一時的に癒されたいからと軽い気持ちで引き取らないでください。

猫にとって、あなた次第で幸せ度が決まるからです。

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