俳優マット・デイモンの愛猫は、ジャングルからやってきた「猫版シュワちゃん」?

俳優マット・デイモンの愛猫は、ジャングルからやってきた「猫版シュワちゃん」?

映画俳優マット・デイモンが、テレビ番組で愛猫についてユーモラスに語りました。コスタリカでの出会いから、米国に連れ帰った後の変化や病気など、ファンにとっては興味深い内容が紹介されました。

コスタリカで出会った猫

ハリウッドにあるマット・デイモンのWalk of fame

画像はイメージです(wolterke - stock.adobe.com)

俳優のマット・デイモンは、映画「ボーン」シリーズをはじめとする数々のヒット映画作品で有名ですが、今回は新作ではなく、彼の心やさしい一面をご紹介しましょう。

彼は2024年4月1日に深夜トーク番組「The Late Show With Stephen Colbert」に出演して、野良猫だった愛猫との出会いや病気について語りました。

それはコスタリカの野良猫でした。10年ほど前に家族とともに現地のエアB&Bで1ヵ月ほど過ごしていたとき、この猫に出会いました。広大なジャングルで、たった1匹で生き延びてきたため、体中に傷がありました。

「毎日、命がけで戦ってきた、超クールな猫なのです」と彼はいいます。

滞在中にこの猫のことをすっかり好きになってしまった彼と家族は、米国に戻る際も別れることができませんでした。このままジャングルに放置したら、やがて死んでしまうことでしょう。

そこで彼は、自宅にこの猫を連れて帰ったのです。米国の家には広大な庭があるので、かんたんに適応できる…と彼は信じたのでした。

突然の発病で、治療を開始

診察を受ける猫

画像はイメージです

実際は、その後この猫が甘やかされた生活にすっかりなじんでしまったため、もう家の外には出なくなってしまったそうです。相当な適応力ですね。

しかし、家族そろってニューヨークに引っ越したころから、猫にはさまざまな神経症状があらわれ始めました。

獣医師に診せると、「脳腫瘍」という診断結果でした。その後の治療により、猫の生活の質はかなり低下してしまいました。

というのも猫の神経科医の勧めで、大量のステロイドによる治療を始めたところ、愛猫はまるで「アーノルド・シュワルツェネッガー」(愛称シュワちゃん)のようなムキムキの姿に変わってしまったというのです。

病を乗り越えて

木に登る猫

画像はイメージです

獣医師から「かなり厳しい状況なので、命は長くありません。お子さんたちにもよく説明し、納得してもらっておいてください」と告げられたのが2年半前のこと。

それでも、この猫はいまも生きています。投薬によって体は大きくなったものの、どんどん元気になってきているといいます。

ジャングルでの生存競争に耐え、脳腫瘍と闘いながら、9つあるという猫の命のうち、いくつかは使い果たしてしまった猫。しかしデイモン一家の家族になり、しっかり守ってもらえて、とても幸せなことは確かです。

ぜひ彼にはこの猫の写真を公開してほしいものですね。デイモン一家を虜にしたほどの猫ですから、とてもかわいらしいことでしょう。

出典:Matt Damon Gushes Over His Costa Rican Rescue Cat, Who Truly Has 9 Lives

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