『あまり大きくならない』と言われる猫種5選 小さい体の猫だからこそ気をつけるべきポイントも

『あまり大きくならない』と言われる猫種5選 小さい体の猫だからこそ気をつけるべきポイントも

猫の中には、成猫になっても「あまり大きくならない」種類の猫がいます。子猫のように可愛らしい姿がずっと続くのは魅力的ですが、小柄だからこそ気を付けるべきポイントもあります。そこで今回は、「あまり大きくならない」猫の種類と注意点について解説していきます。

「あまり大きくならない」と言われる猫種

歩くマンチカン

実は「小型猫」に明確な基準はなく、一般的な成猫の平均体重よりも小さい猫のことをいいます。そのため、本記事では、一般的な猫の体重である4~5㎏より小さいサイズの猫を「小型猫」としてご紹介します。

1.マンチカン

「短足」でお馴染みのマンチカンは、成猫になっても平均体重は2~4㎏と小柄です。実はマンチカンの中でも足が短いのは全体の2割程で、足長のマンチカンも多くいます。

性格は好奇心旺盛で、多頭飼いや初めて猫を飼う人にも向いている品種だと言われています。

足が短くても運動能力は高く、低い姿勢で走り回る姿は「猫のスポーツカー」と称されるほどです。

丸みを帯びた体に丸い頭、大きめの耳が特徴で、可愛らしい見た目からとても人気の高い猫種ですよ。

2.シンガプーラ

シンガプーラは、純血種の中で最も小柄な猫で、「小さな妖精」と称されています。

平均体重は成猫でも2~3㎏と小柄で、ピンと立ち上がる耳と、アーモンドアイと呼ばれる大きな目が特徴です。

全体的にスラっとしたシルエットですが、筋肉質で運動能力も高い猫種なので、たくさん遊んであげるようにしましょう。

優しくて甘えん坊な性格をしているので飼い主にはよく懐きますが、警戒心が強く神経質な一面もあるので、多頭飼いや環境の変化には注意する必要があります。

2.ペルシャ

キャットタワーに登るペルシャ

ぺちゃっとした鼻と、気品あふれる長毛をあわせ持つペルシャは、平均体重が2.5~5.5㎏程の猫種です。

温厚な性格をしていますが、自由気ままで実に猫らしい性格が特徴です。静かにのんびりとした環境で過ごすのが好きで、信頼している相手には愛情深いという一面があります。

4.ラムキン

ラムキンはマンチカンとセルカーレックスを掛け合わせて生まれた品種で、クルクルとした巻き毛が印象的な猫です。

平均体重は1.8~4㎏程度で、小柄ながらもマンチカンの特徴である筋肉質でがっしりとした体格を持っています。

遊ぶのが好きで活発な性格をしていて、スキンシップが好きな子も多いようです。その反面、寂しがり屋の傾向もあるようなので、必要以上に構いすぎないように気を付けましょう。

5.ミヌエット

ミヌエットはマンチカンとペルシャ、ヒマラヤン、エキゾチックショートヘアを掛け合わせて生まれた猫です。

平均体重は2~4㎏程度で、見た目はマンチカンの特徴である短足と上品な長毛を持ち、気品があると人気の猫種です。

マンチカンの好奇心旺盛な性格と、ペルシャの甘えん坊な性格を引き継いでいるので、初めての人でも飼いやすい品種だと言われています。

「あまり大きくならない」猫を飼うときの注意点

横になるシンガプーラ

体の小さい猫を飼うときには、注意しなければならないポイントがいくつかあります。

足元に要注意

小柄な猫は人の視界に入りにくく、間違って踏んでしまうことがあります。歩いている飼い主の足元にすり寄ろうとしたら踏まれてしまった、なんてこともあるので注意しましょう。

肥満に注意

体の小さい猫は、肥満になると関節や臓器に大きな負担がかかってしまいます。平均サイズの猫と比べると食事量は少ないですが、食欲の旺盛な子もいます。

ごはんやおやつをあげすぎてしまうと肥満になる可能性があるので、気を付けるようにしましょう。

隙間に注意

体が小さいので、隙間から脱走してしまったり、思わぬ場所に入ってしまったりする危険性があります。

猫の入れそうな隙間には柵を付けたり、ケージをうまく活用して事故を防ぐようにしましょう。

まとめ

ミヌエット

「あまり大きくならない」と言われる猫種は、一人暮らしの人や集合住宅にお住まいの方にもおすすめです。

我が家でも2匹のマンチカンを飼っていますが、部屋がそこまで広くなくても思い切り走り回ることができています。

また、大きくならない品種の猫は、いつまでも子猫のような愛くるしさが特徴の猫です。

しかし、小柄だからこそ住む環境や体重管理を徹底しなければなりません。ただ可愛いからと選ぶのではなく、猫が快適に暮らしていけるようにしっかりと環境を整えてあげるようにしてくださいね。

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