猫の性別は「顔」で見分けられる!
猫の性別を見分けるとき、たいていの人は猫の「おしり」を見て判断しているのではないでしょうか。オス猫のおしりには睾丸が見えるので、一番簡単に性別を見分ける方法です。
しかし、猫が後ろを向かなかったり、しっぽが垂れ下がって確認できなかったりすることもありますよね。
実は猫の「顔」を見るだけでも、猫の性別を見分けることが可能です。といっても、全く顔つきが違うというわけではありません。
性別による猫の顔つきの違いを見分けるポイントは、以下の4つです。
- 目の大きさ
- 鼻の大きさ
- ウィスカーパッド
- 顔の大きさ
今回は、オス・メスのそれぞれの特徴ごとにこれらのポイントについて解説していきましょう。
オス猫の「顔」の特徴
オス猫の特徴は、顔が大きく頬の皮がメスよりも厚いことです。ケンカで噛まれることの多いため、頬に厚みがあり横長な顔をしています。
また、顔が横長になることでひげの生えているウィスカーパッドも大きく、ひげも少し太くなります。
オス猫は去勢の有無にかかわらず、ホルモンの関係で全体的にがっしりした体型になります。
しかし、猫の「目の大きさ」はオスもメスもほとんど変わらないため、顔の大きいオスはメスの目と比べると小さく見えるのも特徴です。
メス猫の「顔」の特徴
メス猫はオス猫と比べると全体的に少し小さく、スタイリッシュに見えることが多いです。
メス猫は頬の肉が薄く、あごが小さいため顔の形が丸くなります。そのためウィスカーパッドもオス猫より小さくなるようです。
オスとメスを並べると、鼻の大きさが違うこともわかります。メス猫の鼻筋は狭く目の方が大きく目立って見えるのです。
猫の性別は「柄」でもわかる?
猫は柄によって生まれやすい性別があります。
「三毛猫」や「サビ猫」はメスが多いと言われていて、「茶トラ」「キジトラ」「白黒」にはオス猫が多いと言われているようです。
そのため、猫の柄を見ただけでもある程度性別を予想することができます。顔つきとあわせて、参考にしてみてくださいね。
まとめ
猫の「顔」つきは、生後半年くらいから性別によって差が出始めます。子猫のうちはあまり差がないので、顔の違いを見分けられるようになるのは成猫になってからです。
また、避妊や去勢のタイミングで多少特徴が異なることもあるので、室内飼いの猫は今回ご紹介した特徴があまり出ないこともあります。
子猫のときの写真があるようなら、見比べてみても楽しいかもしれませんね。