1.猫のお世話ができない人
そもそも猫の世話をする気がない人は猫を飼ってはいけません。猫はとてもキレイ好きであり、身の回りを綺麗にしてあげないと病気になってしまいます。
特に、トイレが汚れているとオシッコを我慢するようになり、膀胱炎や尿路結石など命に関わる病気を引き起こしてしまいます。「誰かが世話してくれるだろう」という考えの人は、絶対に猫を飼ってはいけません。
2.重度の猫アレルギーの人
猫アレルギーとは、猫の唾液や汗などに含まれる「Fel d 1(フェルディーワン)」というアレルゲン物質により、くしゃみやせき、目の痒みなどの症状を引き起こす状態を言います。重度のアレルギー反応により重い喘息を引き起こしてしまうと命に関わることもあります。
軽度の猫アレルギーであれば、徹底した対策で症状を緩和できることもありますが、重度の猫アレルギー持ちの人は、猫をお迎えするのはあきらめたほうが良いでしょう。
3.経済的に猫を飼う余裕がない人
猫を飼うにはさまざまなグッズが必要であり、その分お金がかかります。フードやケージ、トイレ、おもちゃ、キャットタワーなど、数えきれないほどのグッズが必要です。医療費が高額になる場合もあるでしょう。
猫の一生にかかる費用は平均で264万円と言われています。家族(猫)が増えても養っていける経済的余裕があるかをよく考えてから、お迎えを検討してください。
4.猫の上に立ちたいと考える人
猫には主従関係という概念がないと言われています。飼い主さんのことを「大きな猫」や「できの悪い仲間」などと認識している可能性があるのです。
狩った獲物を見せてくれたり、髪の毛を毛づくろいしてくれるのは、仲間と思っている証なのではないでしょうか。「猫をしっかりしつけて、自分の言うことに従わせたい!」という人は、猫を飼うのには向いていません。
5.長期間家をあけることがある人
旅行や出張などで、年に何度も長期間家をあける人は、猫を飼うのは難しいです。猫は留守番が得意な動物ですが、ひとりで留守番ができるのは長くても2泊までと言われています。
ペットホテルやキャットシッターを利用することもできますが、飼い主さんに会えない生活は、猫にとって少なからずストレスになります。寂しがる猫を置いて旅行にいってしまう人は、猫を飼うのには向いていません。
6.短気な人・気分屋な人
猫は飼い主さんの思い通りには動いてくれません。物を落として壊してしまうこともあるでしょう。そんな時に激しく怒って猫に感情をぶつけても意味がありません。自分の感情が抑えられない人は猫を飼うのには向いていないでしょう。猫を飼うには優しくおおらかな気持ちが大切なのです。
7.衝動的に猫を飼いたくなった人
「友人が猫を飼っているから」「なんとなく寂しいから」などの理由で、衝動的に猫が飼いたくなった人は、もう一度考え直した方がよいでしょう。
猫の寿命はおおよそ15年です。いっときの感情で猫を飼っても、最期までお世話できない可能性があります。しばらく時間をおいて、猫を家族として迎え入れる覚悟がある人だけ、猫をお迎えするようにしましょう。
まとめ
猫を飼うのに不向きな人の特徴を7つご紹介しました。猫を飼うということは家族が一人増えることと同じ意味をもちます。
猫をお迎えしたいと思ったら、本当に最期までお世話できるのかをよく考えてから行動するようにしましょう。猫やあなたがつらい思いをしないように、正しい選択をしてくださいね。