1.信頼して背中を預けてくれている
信頼できない相手にお尻や背中を向けるのは、「背後から襲われるかもしれない…」という危惧があるため怖いですよね。猫が飼い主さんにお尻を向けるのは、「この人は自分が嫌がるようなことはしない」と信頼してくれているからなのです。
また猫は警戒心の強い動物ですが、寝る時はどうしても無防備になってしまうものです。そこでできるだけ安全な場所、そして安心できる体勢で寝ようと考えます。
特に敵に背後をとられると危険なので、どこに背中やお尻を向けるかは慎重に決めなくてはなりません。
愛猫が飼い主さんのそばにやってきてお尻を向けて寝るのは「背中を預けるから、いざという時は守ってね♡」と頼りにしてくれているからなのです。
お尻を向けて寝るという行動に隠された本音がわかると、より一層愛猫のことが愛おしくなり、飼い主さんも「何があってもこの子を守り抜こう」という気持ちになりますよね!
もしも飼い主さんがお尻を向けて寝ている猫をわざと驚かせたり、今がチャンスとばかりに捕まえて苦手なお手入れを始めたりすると、愛猫は「信じていたのに裏切られた!」とショックを受けてしまいます。
愛猫との信頼関係が壊れると仲直りには時間がかかるので、信頼を裏切るような行為は避けてくださいね。
2.飼い主さんを守ろうとしている
「寝ている間は飼い主さんに守ってもらおう」という考えからお尻を向けて寝る猫がいる一方で、「飼い主さんが寝ている時は自分が守ってあげるんだ!」という気持ちから、飼い主さんを背中にかばうようにお尻を向けて寝る猫もいるようです。
猫は自由気ままで孤高な動物というイメージがありますが、実は大好きな人や自分よりか弱い生き物を守ろうとする優しくて愛情深い一面も持っています。
いつもすやすやと警戒心ゼロで寝ている飼い主さんを見ると、猫も「放っておけない」「守ってあげなくては」と庇護欲が湧くのでしょう。
小さな体で飼い主さんを守ろうと頑張ってくれている愛猫は、誰よりもカッコよくて頼もしいナイトですね!
まとめ
今日のねこちゃんより:ラブ♂ / 12歳 / 雑種(ミックス) / 5.5kg
愛猫にお尻を向けて寝られると、なんだかそっけない態度をとられているように感じて寂しくなってしまう方もいることでしょう。正直、お尻ではなくお顔を向けて寝てくれた方が、可愛い寝顔を見られるので嬉しいですよね。
しかし実は猫がお尻を向けるのは、その人のことが大好きだからこそ!猫の本音がわかると、見慣れた愛猫のお尻がますます可愛らしく見えてくるのではないでしょうか♡