猫を飼う前に考えておくべきこと
猫は犬のように散歩する必要がなく、寝ている時間も長い動物です。
だからといって世話をしなくていいわけではありません。猫によって性格は異なりますし、食事や運動、生活環境にも気を配らなければなりません。
爪切りやブラッシングなど、飼い主がやらなければならないこともたくさんあります。
なにより猫と触れ合う時間を設けられるかどうか、最期まで猫に愛情を持って接し続ける覚悟が必要になります。
今の生活に猫を迎え、経済的にも精神的にも余裕を持って過ごすことができるのか、飼う前にしっかり考えるようにしましょう。
猫を飼うときに必要な心構えとは
猫を飼う前に確認しておくべき心構えは5つあります。
1.ライフスタイルが変わる覚悟をする
猫を迎えるということは、自分の生活の中に猫が入るということです。
猫を飼うことで今までとは生活リズムが少なからず変わっていきます。寝る時間や起きる時間の変化、食事やトイレの世話など毎日行わなければいけないことが多いです。
今のライフスタイルが変わってしまうことは覚悟しておく必要があります。
2.猫との時間を作る
猫の世話以外にも、猫とコミュニケーションを取る時間を設ける必要があります。
遊んだり体に触れる時間を作ることで、猫との信頼関係を築いたり、病気などの異変に気付くことができます。
猫との時間を優先して作れないようであれば、お迎えは考えた方がいいでしょう。
3.経済的余裕が必要になる
猫を飼えば、生きている間はお金がかかり続けることになります。
フード、爪とぎなどの猫用品、病院代や保険代など、飼い始めると想像以上にお金がかかり驚く人もいるようです。
そのため猫を飼うためには経済的余裕が必須になります。特に病院代は猫によって差があるため、急にまとまった金額が必要になってしまうことも。
ワクチンやフィラリアの予防薬、健康診断など毎年必ず必要なものもあります。
また猫を飼い始めるとつい猫用品を衝動買いしてしまいがちになるので、金銭的に余裕を持ってからお迎えすることをおすすめします。
4.生活環境を整える
猫の生活環境にも気を配る必要があります。日当たりのいい部屋や騒音の少ない部屋で飼うようにしましょう。
また、猫は高い所を好む動物なので、キャットタワーの設置をおすすめします。高さがあれば棚やカラーボックスでも良いのですが、ある程度設置スペースが必要です。
生活環境が悪くストレスが溜まると、病気になる危険性があります。猫が安心して過ごせるよう、生活環境はしっかりと整えてあげてくださいね。
5.看取る覚悟を持つ
猫に限らずペットを迎えるということは、最期まで面倒を見て看取る覚悟を持つことが最も重要です。
生活していれば就職や転職、結婚や出産、転居などライフスタイルに色々と変化が訪れるかもしれません。
それでも愛情を持って接し続ける覚悟を持ち続けることができるのかどうか、お迎えする前にしっかりと考えるようにしましょう。
猫を飼う前に準備するもの
猫を飼う前に必要なのは
- ケージ
- キャリーバッグ
- トイレ
- 猫砂
- フード
これらは最低限用意しておく必要があります。ペットショップなどでセット販売されているので、種類に迷ったらまずは一式セットを購入するのも良いでしょう。
実際に猫を迎えてから、猫の好みに合わせて環境を整えてあげてください。
環境に慣れるまでは、放し飼いではなくケージに入れることをおすすめします。猫が家の中を安全な場所だと認識できるまで、じっくり向き合うようにしてくださいね。
まとめ
猫を迎えるということは、その人生を最期まで共に過ごすということです。
人間と違い言葉でコミュニケーションを取ることができず、毎日世話をし続ける手間もお金もかかります。
そのため飼い始めてから思っていたよりも大変だと思う方もいるかもしれません。
猫を飼うのであれば、その手間さえも愛おしいと思えるくらい愛情を持つ必要があるのです。
ひとつの命を迎える覚悟を持ち、責任を持って猫と接することができれば、猫と過ごす時間は想像をはるかに超えた幸せを感じることができるでしょう。