1.スリルを味わいたい!
家の中で暮らす猫にとって平和で変わらない日常は安心できるものではあるのですが、いまいち「スリル」が足りないようです。のんびりと過ごすのは好きだけど、退屈なのは好きではないといった性格の猫も多いでしょう。
そして窓の外には猫にとって興味を惹かれる「鳥」や「虫」、風が運ぶ知らないニオイなどがたくさん存在しますよね。
家で暮らす猫が野生に戻ることはありませんが、少しだけ「家の中では得られない刺激」を味わいたいと感じた時に窓の外を眺める…なんてことがあるのかもしれませんね。
2.外の様子を監視しなくては!
縄張り意識の強い猫にとって、家の中だけではなくその周囲も自分の縄張りであると認識している子が多いようです。そのため、自分の家の周囲で何か異常が起きていないか、しっかりと監視するために窓の外を見ているのだそうです。
警戒心の強い猫は、窓の外を知らない猫が通ろうものなら躍起になって追い払おうとしたりもします。逆に知らない人や動物に対してフレンドリーな性格の猫は、あまり気にせず「別の異常」を探すことに夢中なるかもしれません。
猫の性格によって「外で起きている異常」の捉え方は違うようですが、自分の縄張りを守るために窓の外を監視しているようです。そして知らない猫などが家の中に侵入してこなけば「守り切れた」という達成感からストレス解消もできているのだそうですよ。
3.つい気になって見てしまう♪
テレビが点いていると観る気はなくてもつい気になって目が行ってしまう…という人もいらっしゃいますよね。それと同じように、猫も窓の外の景色が目に入るとつい気になって見に行ってしまうようです。
これはまさに「テレビを見ている時の人間の心理」と同じだと考えられたりはしないでしょうか。猫にとって窓の外を眺めるのは、人間がテレビを観ているのと同じような感覚のようですね。
特に外の生活を経験したことのない猫にとっては、「自分が経験したことのない世界」を窓越しに追体験しているような気分なのかもしれませんね。
まとめ
猫が窓の外を眺める理由は様々ですが、どの子も一概に「外に出たい」と思っているわけではないようです。
もちろん、外での暮らしが長かった猫が脱走を試みたりすることもあるため、網戸には脱走対策を施しておく必要があります。また、猫自身に外に出るつもりはなくても、知らない鳥や虫、猫などを見つけて興奮から網戸を外したり破ったりして「うっかり」外に出てしまうこともあるでしょう。
それでも猫にとって外を眺めるのは退屈しないための手段であり、ちょっとした刺激を受けてストレス解消にもなるようです。
晴れた日であれば日光浴中にそのまま寝てしまうこともありますが、気温が低い日などは晴れていても窓際は寒くなります。愛猫が体調を崩してしまわないよう、飼い主さんが見守ってあげてくださいね。