何か見えてるの…?ちょっとコワイ愛猫の「不気味な行動」3選とその理由

何か見えてるの…?ちょっとコワイ愛猫の「不気味な行動」3選とその理由

猫の行動や可愛らしい仕草は、癒されたり思わずクスッと笑ってしまったり時間を忘れて見ていたいものですよね。しかし、たまに「何か見えてるの?」と怖くなる不気味な行動を取ることがありませんか?今回は、猫の不気味な行動とそのような行動を取る理由についてお話いたします。

1.一点をじっと見つめる

何かを見つめる猫

猫が何もないドアや壁、天井などをじーっと見つめることを不思議に思ったことはありませんか?

猫が真剣に見つめる先に虫などがいないかと確認してみても、何もいないことがほとんどなので「もしかして…人間には見えない何かが見えてる?」と怖くなったことがある飼い主さんも多いでしょう。

では、猫が突然何もない場所を見つめる行動には、いったいどのような意味があるのでしょうか。

猫は視覚や嗅覚などの感覚が非常に優れた動物ですので、人間が気付くことができない微かな音や匂い、小さな虫に反応しているのではないかと考えられています。

人間にとってはちょっと怖く感じる「一点を見つめる」という行動は、小さな違和感を感じた猫が、確認のために感覚を研ぎ澄ますための行動と言えます。

2.トイレが終わったら走り回る

トイレの砂をかく猫

猫と一緒に暮らし始めて、驚いた行動の1つとして「トイレハイ」と答える飼い主さんは意外と多いと思います。

トイレハイとは、おしっこやうんちの後にハイテンションになることを指し、ほかにも「うんちハイ」「うんちダッシュ」と呼ばれることもあります。

猫がトイレハイになったときの主な行動として以下が挙げられます。

  • スイッチが入ったように猛ダッシュする
  • 大声で鳴きわめく
  • 激しく砂を掘る
  • 激しく爪を研ぐ

初めてトイレハイを目にしたときは「お腹やお尻が痛いのかな?」と心配になりますよね。

そんな猫のトイレハイは、野生時代の名残と考えられています。

野生時代の猫は、自分の縄張りから離れた場所で排泄する習慣があったようです。

排泄物の匂いがするということは、敵に居場所を教えているようなものなので、排泄後はいち早くその場を立ち去る必要がありました。

現代の猫は、安全な環境下でもある家の中で暮らしている猫がほとんどですが、猫の本能としてトイレのあとに体が動いてしまうと考えると納得できますよね。

しかし、中にはお腹の調子が悪かったり下部尿路疾患による痛みが原因で暴れてしまう猫もいるので、普段のトイレハイと異なる違和感を感じたら獣医師に診てもらうと安心です。

3.突然変な声で鳴く

クラッキング中の猫

窓の外を眺める猫が「カカカッ」「ケケケッ」といった変な鳴き方をすることがありませんか?

猫の不思議な鳴き声を初めて聞いたときは、その声が猫から発せられた声とは思わず驚いた飼い主さんも多いと思います。

このちょっと不気味ともとれる猫の行動は狩猟本能の1つでもある「クラッキング」と呼ばれるもので、鳥や虫など動く獲物に興奮したときに発する鳴き声になります。

中にはクラッキングをしない猫やクラッキングが上手にできない猫も存在しますが、病気などではなく、猫の性格や個性によるものですので問題ありません。

まとめ

窓辺でへそ天の猫

いかがでしたでしょうか。

今回は、ちょっと怖いと感じる猫の不気味な行動を3つご紹介いたしました。

「トイレハイ」や「クラッキング」は、猫と暮らしていたら慣れてくるので全く気にならなくなるのですが、突然何もない場所をじっと見つめる行動は、猫と何年一緒にいても、なかなか慣れないものです。

しかし、猫の不思議な行動の理由がわかると、これからは猫ならではの行動を魅力の1つとして見守ることができるのではないでしょうか。

今後はそんな愛猫に対してこれまで以上に愛おしさを感じそうですよね。

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