室内飼いでも要注意!猫の立ち入り禁止の場所3選
完全室内飼いをしていても、猫にとって危険な場所は家の中にいくつもあります。
対策をせず自由に入れるようにしてしまうと、思わぬ事故や怪我につながるので注意が必要です。
1.キッチン
ガスコンロやIHコンロに近づくことで、火傷や火事の危険性があります。調理後の熱いコンロに触れてしまったり、スイッチに触れて火をつけてしまったりすることも。
またキッチンの床やシンクに食べ残しがあると、猫が誤飲してしまうかもしれません。人間の食べ物は猫にとって毒となることが多く、最悪の場合中毒症状を起こしてしまうこともあるので注意が必要です。
2.ベランダや窓
ベランダや窓を開けっぱなしにしてしまうと、脱走してしまう可能性があります。
窓から見える鳥や虫、様々な音やニオイに反応して飛び出してしまうだけでなく、掃除機などの大きな音に驚いて飛び出す危険性もあります。
一度外に出てしまうと、感染症などの病気になってしまったり、怪我や事故に巻き込まれてしまったりすることも。掃除のときは窓を開けっぱなしにしないように気を付けましょう。
3.浴室・洗面所
浴室や洗濯機のおいてある洗面所も、猫にとっては危険な場所です。
お風呂にお湯を溜めたままのところに猫が侵入すると、誤って転落し溺れてしまうことがあります。そのため、浴室に猫が侵入する可能性がある場合は水を抜いておくか、蓋をしっかり締めておくようにしましょう。
また洗濯機にも注意が必要です。暗くて狭い場所が好きな猫は、洗濯機の中に入ってそのまま眠ってしまうことも少なくありません。
そのままふたが閉まってしまったり、猫がいることに気付かず洗濯機を使用してしまうと大変危険です。
危ない場所には立ち入れないように工夫が必要
猫が怪我や事故を起こさないためには、危険な場所に入れないようにする工夫や対策が必要です。猫は高さのあるところでの移動も得意とする動物であるため、平面での対策だけでなく、高さも配慮した対策を行うことが大切です。
柵を取り付ける
キッチンやベランダの窓に柵を取り付けると、侵入や脱走を防ぐことができます。サイズも豊富で、人間には開閉しやすい作りのものも数多く販売されているので、手軽に対策ができます。
猫はジャンプ力があるので、床から天井まである突っ張りタイプの扉がおすすめです。
ケージを使う
猫用の部屋があればよいのですが、スペース的に難しければケージを上手く使いましょう。留守番のときはもちろんですが、調理中や入浴中といった飼い主の目が離れるタイミングに使用すると安心です。
粘着テープを使う
猫はベタベタとしたものが苦手です。入ってほしくない場所に、粘着テープを仕掛けておくと嫌がって入らなくなるかもしれません。
しかし、猫はシャンプーなどのケアも難しいことが多いため、長毛種の猫など被毛に付着したときに、除去が難しいというデメリットもあります。
アルミホイル
アルミホイル特有の金属音が苦手な猫が多いので、侵入した時にクシャっと音を出して「嫌な音の鳴る場所」だと覚えさせるのも有効です。
粘着テープのように床に敷いても良いのですが、アルミホイルだと誤飲の危険性があるのでおすすめしません。
猫の過ごす部屋にも注意は必要
猫が生活するスペースに、誤飲や怪我の危険性があるものは置いておかないようにしましょう。
- 猫のおもちゃ
- ひも
- ビニール
- 電池
- 薬類
- お菓子やご飯の食べ残し
これらは猫が誤飲する可能性が高く、窒息や腸閉塞、中毒の危険性のあるものです。テーブルや床の上にモノを出しっぱなしにしないよう日頃から片づけるようにしてくださいね。
まとめ
家の中にも猫にとって危険な場所は多いです。猫が入らないようしつけすることが大切ですが、なかなか根気が必要になります。
愛猫が事故や怪我をしないためにも、日頃から危険な場所やモノに触れないよう対策をとるようにしていきましょう。