1.日当たり
猫と言えば、窓辺でのんびりと日向ぼっこをするイメージを持つ方は少なくないでしょう。
そのイメージ通り、日向ぼっこをするための「日当たりの良いお家」というのは、お家探しの中で大事なポイントの1つとなります。
室内飼いの猫はお散歩に行く機会が少ないので、必然的に日光に当たる時間も少なくなってしまいます。
日光を浴びることは、体力をキープしたり被毛を美しく健康に保つために重要になります。それだけでなく、日光に当たることで体内時計を調節してくれる効果も得られるのです。
自律神経の乱れや精神的な病気にかかりにくくなるので、心身ともに健康に過ごすためにも、日光が当たるお家は大事なポイントです。
2.床の素材
お家探しをするときは、床の素材も確認しましょう。
抜け毛や匂いのお手入れや嘔吐物の片づけのしやすさを考えると、フローリングの床は扱いやすいと思われます。
しかし、フローリングは傷が付きやすいことや、猫が走り回ったときに足を滑らせてケガをしてしまう可能性もあるので注意が必要です。
また、床の素材が絨毯の場合、滑って転倒する可能性は低くなるかもしれませんが、爪が引っかかったり気軽にお手入れをするのが難しい場合があります。
猫によっても相性の良い床の素材があると思いますので、お家選びのときのポイントの1つとして床の素材もチェックしておくと良いでしょう。
3.天井の高さ
室内飼いの猫は、行動範囲が限られているのでどうしても運動不足になりがちです。
猫の運動不足を予防するためにも、自由に動き回れるスペースを確保することが重要になります。
高い場所へ上ったり下りたりする上下運動を好む猫が多いので、天井が高いお家は理想的です。
天井が高ければ、背の高いキャットタワーやキャットウォークを設置することもできますので、猫が好きな上下運動を楽しめるだけでなく、運動不足を予防してストレス解消にもつながります。
4.近くに動物病院があるか
猫が病気やケガをしてしまったときに備えて、できるだけ近くに動物病院があるお家が理想的と言えます。
さらに、猫の緊急時にも対応できるように、家から近い場所に2軒以上の動物病院があることや、口コミサイトなどを参考に評判をチェックしておくとより安心です。
病気やケガ以外にも定期検診や予防接種など、猫と暮らしていると動物病院に行く機会は多いので、動物病院までの移動距離が短いほうが、猫にも飼い主さんにも負担がかかりにくいのではないでしょうか。
安心して暮らすためにも、お家探しをするときは動物病院が近所にあるお家を選ぶことをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、猫と安心して暮らすための「お家探し」のポイントについて4つご紹介いたしました。
お家探しをする際、ついつい人間にとって過ごしやすい条件ばかりに目が行きがちですよね。
家族の一員である猫にとっても快適な暮らしを想像してお家選びをすると、新しい家が猫にとって飼い主さんの愛情を感じられる幸せな場所になるでしょう。
猫の習性や性格、好みに合わせたポイントを押さえつつ、飼い主さんと猫にとって過ごしやすいお家を選んでくださいね。