愛猫のケアに取り入れたい「シャンプータオル」のススメ 選び方や使う頻度などのポイントを解説

愛猫のケアに取り入れたい「シャンプータオル」のススメ 選び方や使う頻度などのポイントを解説

体が濡れることを嫌う猫は多いですよね。お手入れをしてあげたいと思っても、水嫌いの猫を定期的にお風呂に入れるのは至難の業です。そこで今回は、猫のお手入れをするときに大変便利な「シャンプータオル」について、詳しくご紹介いたします。

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記事の監修

麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、神奈川県内の動物病院にて勤務。獣医師の電話相談窓口やペットショップの巡回を経て、横浜市に自身の動物病院を開院。開院後、ASC永田の皮膚科塾を修了。皮膚科や小児科、産科分野に興味があり、日々の診療で力を入れさせていただいています。

シャンプータオルとは

ベージュのタオルで拭いてもらう猫

猫は、全身の毛づくろい(グルーミング)をする動物なので、室内飼いの猫であれば基本的にはシャンプーは必要ないとされています。

しかし、猫の体の清潔を保つためにもシャンプーをしたいと考える飼い主さんは多いと思います。

そんな時に役立つのが「シャンプータオル」です。

シャンプータオルとは、猫の体を拭くシートタイプのドライシャンプーで、保湿効果や消臭効果もあるため、お風呂が苦手な猫にも手軽に使える便利なアイテムになります。

ウエットシートのように水分が含まれており、一枚で全身を拭くだけで気になる抜け毛や匂い、汚れなどを拭き取ることができるお手入れアイテムです。

シャンプータオルを使う頻度は

青い洗面器でシャンプーされる猫

毎日使用しても問題ないとされているシャンプータオルですが、水を使わないとはいえ猫がストレスを感じる要因になり兼ねません。

短毛種の場合は2週に1回、セルフグルーミングでお手入れが行き渡りにくく、抜け毛が多い長毛種は週に1回程度の頻度で体を拭いてあげると良いでしょう。

トイレ後の匂いや汚れが気になるためシャンプータオルを高頻度で使用する場合は、猫がストレスを感じないように気になる部位のみを素早く拭いてあげましょう。そうすることで猫の負担を最小限に抑えることができるのではないでしょうか。

シャンプータオルの選び方

 

毛づくろいする猫

シャンプータオルは手軽に猫の体を拭ける大変便利なアイテムですが、どのような商品を選べば良いのでしょうか。シャンプータオルの選び方と選ぶ際の注意点を解説いたします。

シャンプータオルを選ぶときに注意すべきポイントは以下の通りです。

  • 天然由来の成分が使用されているものを選ぶ
  • 合成界面活性剤が使われていないものを選ぶ
  • 香りが強すぎるものは避ける

猫は、体の毛を舐めて毛づくろいをするため、舐めても問題ない成分で作られたシャンプータオルを使用してください。食品由来・天然由来の洗浄成分で作られた商品を選ぶと安心です。

また、合成界面活性剤が配合されている商品も極力避けましょう。洗浄力を高める効果がある合成界面活性剤ですが、舐めると下痢や嘔吐などの症状を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

さらに、可能な限り香り強すぎないものや無香料のシャンプータオルを選ぶようにしましょう。飼い主さんにとっては良い香りでも、人間の何倍も嗅覚の優れた猫にとってはストレスになる可能性があります。

それだけでなく、人工香料は肌トラブルの原因になりかねませんので極力避けるようにしましょう。

そのほか、猫を手の平で撫でるような感覚で拭けるミトンタイプのシャンプータオルなども販売されています。

猫の性格や好みに合わせて選んであげると、お手入れの時間がよりスムーズになるかと思いますので、是非参考にしてみてくださいね。

まとめ

体を拭いてもらう猫

いかがでしたでしょうか。

今回は、愛猫のお手入れに大活躍する「シャンプータオル」とはどのようなものか、選び方や使用頻度について詳しくご紹介いたしました。

猫は本能的に体が濡れることを嫌うため、シャンプーをしようと思っても気軽に洗ってあげることは難しいですよね。

健康な猫は基本的にシャンプーは必要ないとはいえ、気になる汚れや匂いをさっと拭き取れる「シャンプータオル」は常備しておけば大変重宝するアイテムです。皮膚トラブルの予防のためにも、皮膚を清潔にすることは大切です。

猫のストレスにならないよう、その子にあった頻度で猫の体を拭いてあげると、猫の清潔を保って猫も飼い主さんも快適に過ごせると思いますので、是非活用してみてください。

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