YouTubeに投稿されたのは、ジオラマ(立体模型)の間を走る列車の目線で撮影された動画です。しかし、この動画には他と一味違うポイントが!
丁寧に作られたジオラマの間を走る列車のカメラには、保護猫がくつろぎ、時にいたずらをして楽しむ可愛い光景が映っていました。
YouTubeで1051万回以上撮影され、日本国内・海外から6400件以上のコメントが寄せられた、ジオラマと猫がコラボした不思議な風景をお楽しみください。
巨大な猫が出現!?列車の行く手を可愛く遮る保護猫たち
大阪にある「ジオラマ食堂」は、元々はジオラマ(風景の立体模型)の魅力を伝えたいとさまざまな店舗の形態でオープンし続けてきたお店でした。
しかし、保護主さんがある野良猫一家を保護したことをきっかけに、丁寧に作られた精巧なジオラマエリアは、現在まで続く保護猫たちのくつろぎスペースや遊び場、新しい飼い主さんたちとの出会いの場となっていったのです。
ジオラマの間を走る列車の先には、今日も保護猫の姿が!線路横の岩場に突然巨大な茶白猫が現れる光景に、初めて見た人は驚かされるかもしれません。
再び列車がトンネルを抜けると、岩場の模型に頭を乗せてのんびりしている先ほど映った茶白猫・トムくんの顔が見えました。
トムくんも徐々に近づいてくる列車に気づいたようで、「何かが来たぞ」と見つめてきます。
列車はそのまま線路を進みますが、なんと進行方向の線路上にはくつろいでいるトムくんの手が乗せられ、通せんぼしているではありませんか!このままでは列車は進むことができません。
ギリギリまで近づいて停まった列車に、トムくんは顔を近づけて匂いをチェック。
どうやら通してくれなさそうなので、列車が一旦後ろに下がろうとしたところ、動くものが大好きな猫の本能からか、列車は猫パンチをいただき、横転してしまいました。
これもジオラマ食堂ではよくある光景の1つ。
場面が切り替わって、大橋を走る列車から見られるのは、ジオラマにどんと寝そべって、動く列車を見つめるトムくんの姿。
ミニチュアサイズの山や家が並ぶ模型の中に猫がいると、まるで怪獣がいるようで、不思議なおもしろさも感じます。
細かな部分まで丁寧に作られたジオラマも、猫たちにかかればゴロンと横になる居心地の良い寝場所になったり、走る列車はちょうど良いおもちゃとなるようです。
猫たちは大胆に居座るため、せっかくキレイに仕上げたジオラマを破壊されてしまうこともよくあるトラブルなのだそう。
しかし、壊されては再生させることも日課となり、日が経って訪れてみると違う景色の中にいる猫が見られるのも、この食堂の魅力でもあります。また、動く列車から見られる猫たちの表情や仕草も素敵ですね!
列車が軽快に走っていると、再び現れたくつろいでいる真っ最中のトムくん。今度は手で線路を塞がれてはいないので、順調に進めそうです。
ところが、じわじわとゆっくり進む列車がトムくんの目の前に到達すると、先ほどまでまったりとしていたはずのトムくんがすばやくパンチ!やはり列車は横転させられてしまいました。
列車を倒して動かなくさせたことに満足したのか、その後はあごを線路の上に乗せてみたりと自由気まま。猫らしい行動が間近で見られます。
最後の1場面でも、進行方向でトムくんがくつろいでいるシーンが映ります。
線路は塞がれていない…かと思いきや、このまま列車が進むと、ちょっぴり線路上にはみ出しているトムくんのふわふわの手にぶつかるかもしれません。
気だるげに寝転ぶトムくんに向かってそろそろとゆっくり進む列車でしたが、トムくんは列車が前足のほんの手前まで迫っても、まったく避ける気配はなし。
「避けてくれないかな?」と交渉するように、列車は一度後退してから再び前進してみましたが、やはり猫パンチによって横転させられてしまったのでした。
「横転した列車にはもはや興味なし!」と言うかのように、トムくんは気だるげな様子のままで列車を放置。もしかしたら、うとうとしたいところを邪魔してきた列車を取り除いただけだったのでしょうか?
猫を間近で見られるこの列車、猫好きなら乗ってみたい人も多いはず!多少揺れることも覚悟が必要ですが、ぜひご乗車ください!
ジオラマを走る列車から垣間見える猫の日常風景を映したこの投稿には、『こんな丁寧に作られたジオラマの中に猫を放り込める猫への愛が凄い』といった称賛の声や、『やる気なさそうに破壊してるのがかわいい』『一度止まってから後ろに進もうとすると、わざわざ倒してくるの好き』といった、トムくんの猫らしい気ままな行動を楽しむコメントが寄せられています。
ジオラマを楽しむ猫たちの自由な姿は他の投稿でもご覧いただけるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
トムくん、ジオラマ食堂さま、この度はご協力いただき誠にありがとうございました!