YouTubeチャンネル『猫ッチョファミリー』には、田舎の古民家で暮らすご夫婦と愛猫たちの日常が投稿されています。
今回ご紹介するのは、元野良猫のトラくんが家猫になった時の心温まるエピソードです。
お家の庭に住みついたトラくんが、家族として迎えられるまでの経緯や飼い主さんの決意をまとめた動画は、YouTubeで164万回以上再生され、490件を超えるコメントが寄せられています。
野良猫が家猫になる日
2022年の冬、野良猫だったトラくんは、とあるご夫婦が暮らしている古民家の庭に住みつきます。
後にトラくんの飼い主となるご夫婦は、この時すでに5匹の猫と暮らしていた愛猫家で、庭に住みついたトラくんのことも可愛がっていました。
トラくんにごはんを与え続けるだけでなく、快適に過ごせるようにお布団や湯たんぽをプレゼントするなど、まるで家族のように優しさと愛情を注ぐご夫婦。
トラくんとご夫婦の絆は次第に深まり、トラくんはご夫婦を信頼して甘えるまでになったそうです。
ボクのお庭!と言わんばかりに歩くトラくん
温かな毛布に包まってぬくぬく…
ナデナデされると嬉しそうに目を細めます
優しいご夫婦と居心地のよいお家が大好きになったトラくんは、1日中お庭でのんびり過ごしていました。
しかし12月最後の週になると、トラくんは急に出かけることが増えます。いつも必ずお庭に帰っては来るものの、ご夫婦はトラくんのことが心配でたまりません。
縁の下を探してもトラくんの姿は見えません
先住猫さんもトラくんが心配のようです…
ボス猫・クロはいかにも手強そう!
というのも、トラくんは地域のボス猫・クロと取っ組み合いのケンカをしたことがあったからです。
またクロとケンカになって、いつか大ケガをしてしまう日がくるのでは…。そう考えると、優しいご夫婦は、トラくんを野良猫のままにしておくことができませんでした。
ママさんの隣でくつろぐトラくん
膝に乗って甘えています
ママさんの温もりに安心しているようですね
膝の上に乗って甘えるトラくんは、すっかりご夫婦を自分の飼い主として認めているように見えます。ぴったりと体を寄せる姿も、穏やかで優しい表情もとても可愛らしくて、どうか幸せになってほしいと願わずにはいられませんね。
しかしご夫婦のお家にはすでに5匹の先住猫がいます。トラくんをお家に迎えることがトラくん本人にとって、そして先住猫たちにとっての幸せにつながるのかどうかはわかりません。
ご夫婦は悩んだそうですが、トラくんを家猫にすると決意したのは「長生きしてほしい」という気持ちが大きかったことが理由でした。
過酷な環境を生きる野良猫の平均寿命は、3~5年だといわれています。そして当時のトラくんは飼い主さんの推定で3~5歳ほど(後に獣医さんによって2~3歳と判明したとのこと)。
トラくんに長生きして幸せになってもらいたい、その一心でご夫婦は家族になるという勇気ある決断をしたのです。ご夫婦が決意をした翌日に、トラくんは無事に保護され正式に家族となりました。
すでに家族の絆が芽生えているようですね!
お庭に住みついたトラくんの様子や飼い主さんの決意には、「家族になって幸せに長生きしてほしいですね」「甘える姿がもう何とも言えないくらい可愛い」「トラさんが主様のお膝に乗った瞬間、涙腺が崩壊してしまいました。大きな優しい決断をしてくださり有難うございます!」といったコメントが寄せられています。
トラくんがお庭で過ごした日々や保護した当日の様子、家猫になってからの日常を見たい方は、ぜひYouTubeチャンネル『猫ッチョファミリー』をチェックしてください。