️猫は「八つ当たり行動」をします!
猫の八つ当たり行動は、「転嫁性攻撃行動」と言われている行動のことを指します。
この場合、今まで可愛くて大人しかった猫が、突然周辺環境の刺激を受けることによって攻撃的になります。しかし、攻撃をされる対象がそのきっかけを作っているわけではないため、「猫の八つ当たり」と言われているのです。
猫の八つ当たり行動の原因には様々なものがあり、主に視覚・嗅覚・聴覚が刺激された時に起こります。
️1.同居の猫や他の動物を攻撃
外から刺激を受けて興奮をすると、手近にいる同居猫や犬などに八つ当たりをすることがあります。
例えば、外にいる猫や散歩中の犬が窓から見えて興奮してしまった場合が多いようです。人間も同じですが、むしゃくしゃした時は近くにいる人に当たってしまうことがありますよね。猫もそのような状態で、目の前にいる同居猫や動物に当たるようです。
このとき、人間が下手に手を出すと、本気で反撃されます。しかし仲裁が必要ならば、タオルや毛布で攻撃をしている猫を覆ってください。もしくは、他の興味を持つ事に目を向けさせるようにしてあげましょう。
️2.人間の手足を攻撃
同居猫がいない場合は、一緒に住む人間が八つ当たりの対象となります。
前章とほぼ同じような状況と考えられます。興奮して攻撃性が高まっているため、猫の気持ちがおさまるまでは触れない方が良いでしょう。攻撃が酷くなってきた場合は、猫にタオルや毛布をかけましょう。そして人間も厚着をする方が良いです。
決して、怒ったり大きな声を出してはいけません。余計に猫が興奮をして収拾がつかなくなってしまいます。
️3.物への攻撃
目の前にある物を落とす、激しく爪とぎをするなど物に対して八つ当たりすることがあります。
苛立った気持ちを抑えるため、テーブルに乗っている物を器用な手でパンチをしながら落とすこともあります。いつもは専用場所でする爪とぎを、家具やソファなどですることもあるでしょう。物に当たる場合は、テリトリーに不安を持っているかもしれません。
この場合のなだめる方法としては、猫の匂いのする物を部屋の中へ多めに置くなど、安心させてあげることが大切です。
️4.自分への攻撃
物への攻撃ではなく、猫が自分を痛めつけるような行動をするのも八つ当たり行動のひとつです。
特に、恐怖やイライラを感じた際に、ストレスからグルーミングを激しくすることが多いようです。同じところを執拗に舐めるため、脱毛したり赤く炎症を起こすこともあります。悪化すると、毛玉がお腹に溜まりすぎたり皮膚炎になります。
まずは猫をなだめるよりも、猫のストレスの原因を探り、解決することが先決でしょう。
️まとめ
猫の『八つ当たり行動』4つ!そのときの気持ちとなだめる方法もについてお伝えいたしました。
猫が攻撃的な行動をする場合は、八つ当たりを考えてみると良いでしょう。行動パターンは様々ですが、放っておくと猫のストレスが溜まり健康に悪影響を及ぼします。
猫が八つ当たりをする原因を探ってすみやかに解決し、健やかに過ごせるようにしてあげてくださいね。