️1.遊んでいる時
猫同士で何匹かで遊んでいると、たまに譲り合いが見られるようです。
2匹で遊んでいるところへ、もう1匹が羨ましそうに見ていることがあります。そのうち、タイミングを見計らって輪の中に入ると、追い出されることなく2匹のうちの1匹が立場を譲ることが多いようです。
遊び疲れた、満足した、相手の立場が強い、もしくはこちらが守るべき立場など状況も様々なのでしょう。
ただし、相手に対して恐怖感を持ち、無理して譲っているような場合は、各々の猫の立場を明確にして、各々の猫をフォローしてあげなければなりません。
️2.食事をしている時
猫同士で食事をする場所が一緒の場合は、後から来た猫に譲り合う様子が見られるようです。
先輩猫が食べているところを、後輩猫が後ろから見ていることもあります。そして、先輩猫が食べ終わった後にスーッと交代して同じお皿で食べている事が多いでしょう。
なおこの状況は、他の猫が自分のお皿で食べることを嫌がらない先輩猫ならばは可能です。しかし、先輩猫が後ろにいる後輩猫を気にしている場合は、ご飯のタイミングをずらすことを考えた方が良いでしょう。
️3.寝ようとしている時
後輩猫が先輩猫の寝場所に割り込んでくる時にも、譲っている様子を見られることが多いようです。
後輩猫は、やはり先輩猫の動向がとても気になるようです。それぞれ、猫にはお気に入りの場所がありますが、先輩猫は家の中で過ごす快適な場所を知っているということを、後輩猫もわかっているのでしょう。
ただし、譲ったはずの先輩猫が、結果的に(自分のテリトリーを侵されている…)と感じていそうな場合は、先輩猫を優先してあげましょう。
️4.人間に甘える時
多頭飼いのご家庭で、1匹の猫が飼い主に甘えていると、気が付けばワラワラと他の猫たちも寄ってきて、譲り合いながら甘えます。
それぞれの猫が人間とのスキンシップを楽しみにしていますので、お互いに独占をしないようにしているのかもしれません。他の猫が来ると、サッと何事もなかったかのように去っていくのは猫の行動に多く見られますよね。
家族へ迎えたタイミングが同じであれば問題ありません。しかし明らかにズレている場合は、先住猫を優先してくださいね。我慢強い性格の猫ほどストレスを溜めかねません。
️まとめ
猫同士の『譲り合い』が起きるタイミング4つ!猫の内心と必要なフォローもについてお伝えいたしました。
人間同士の譲り合いも、心に余裕がないとなかなか難しい場合もありますが、ましてや日によって気分が変わったりしがちな猫の世界ならなおさら、猫同士で譲り合っている場面に遭遇できたらラッキーかもしれませんね。
そもそも猫の多頭飼育はそう簡単なことではありませんが、猫同士の相性さえ問題なければ、意外とさまざまなタイミングで譲り合いが起きているのを目にすることができるかもしれませんね。