️1.聴力は人間の5倍!
音を聴くことのできる「可聴域が広い」ことが特徴です!
人間の可聴域は、およそ20〜2万ヘルツと言われます。ヘルツとは、1秒あたりの振動回数を表現する周波数単位です。猫は30〜6万5千ヘルツを聴くことができると言われます。大きい音であれば、実に驚きの10万ヘルツ近くまでは聴こえるそうです。
この理由として、猫の食料となるネズミが関わっています。ネズミの鳴き声は音域2万〜9万ヘルツという高音域を持っているため、猫の聴覚が進化したようです。人間には聞こえませんが、猫にはネズミの行動がしっかりと分かっているのですね。
なお、一番聞きやすいのは子猫の出す周波で2000〜6000ヘルツと言われます。
️2.集音能力にも優れている!
猫の耳はパラボラアンテナのような役割をしています。
「先が尖っている・円錐状、大きくて薄い」という猫の耳の構造は、音を集めるためにも素晴らしい能力を発揮します。猫は10以上もある筋肉を使い自由自在に耳を動かすことができます。右と左で別の動き、外側へも180度近く動かせます。人間にはなかなかできないことです。
このよく動く耳をアンテナとして使い、隠れているエサとなる小動物や昆虫を薄暗い中でも探し出すことができるのです。
️耳の動きはコミュニケーションツール
耳で、猫はどのような気持ちでいるかを表現しています。
耳は、ヒゲ、目、尻尾と同じように猫の気持ちを読むことができる重要な部分です。耳の穴を真ん前に向けて左右に動かしているときは、情報収集をしています。
逆に耳の後ろ側を前に向けているときは怒りの感情が強い、いわゆる「イカ耳」状態のときです。
耳を身体に貼りつけるように倒している時は、恐怖心マックスの降参状態です。
️まとめ
猫の『聴力』に関する豆知識2選♪耳の動きとの関係も合わせて解説!についてお伝えいたしました。
猫は表情がなさすぎて何を考えているか分からない、と言われることが多いのですが実は違うのです。耳を始め、身体のすべてを使い自分の心の変化や気持ちを相手に伝えているのです。
ぜひ、猫とのコミュニケーションを行う時は耳の動きにも注目してくださいね!