猫は北京ではどのような存在か?
北京の人は、猫好きな人が多く、可愛がっている人もたくさんいます。一方で、猫を悪用して商売をする人もいます。
例えば、猫を誘拐して食肉にし、猫である事を隠して売る、なんてことも。日本にも悪徳ブリーダーと言われる輩はいますが、猫が安心して住める世の中に、していきたいですね。
北京の人は猫をどう飼っている?
戸建てに住む人は、放し飼いにする方が多いそう。マンション住まいの方は、基本的には室内飼いをしているそうです。
放し飼いの場合、先ほどお伝えしたように、「猫誘拐」に遭う可能性があるので、要注意です。
猫はどこで手に入れる?
日本ではペットショップで購入するのが一般的ですが、北京の人たちは野良猫の里親になる事が多いようです。
ペットショップももちろんあるのですが、中には悪徳なところも。周りの評判や実際に何度も足を運んで、信頼できるお店なのかどうかを、見極めた方が良さそうです。
北京の賃貸物件で猫は飼える?
日本は賃貸物件にペットの飼育可否がありますが、それは世界的にみて珍しいそうです。基本的に北京で、ペット飼育禁止としている賃貸物件はないようで、安心して愛猫とお引っ越しすることができます。
逆に言えば、猫アレルギーを持つ方はご近所に猫がいる場合、苦労することもあるかもしれませんね。
ペットホテルやペットシッターの充実度は?
2017年現在では、いわゆる「ペットホテル」というものはないようです。
もし長期間、猫を残して家を空ける場合には、個人経営のペットショップ、もしくは知人に預けたり、家に来て貰ったりして、猫の面倒をみて貰うそうです。もしかするとペットホテル経営を始めるには、北京は良い場所なのかもしれません!(笑)
動物病院はたくさんあるか?
北京に動物病院はたくさんあるそうです。ですが、病院によってレベルの差が激しく、料金もまちまちなので、選んで行く必要がありそうです。
猫に関しての法律はある?
現行では特にないそうです。(2017年時点)
飼い主がいない猫はどうなる?
日本では殺処分になる可能性が高い野良猫。北京では、地域猫として飼育される事が多いそうです。不妊手術をして耳カットを行ない、元いた場所に戻す、いわゆる「TNR活動」がきちんとされているのだとか。素晴らしいですね!
子猫や人を信頼している成猫の場合は、里親を探す活動も積極的にされているそうです。ここは日本よりも進んでいるというか、根本的に猫好き、動物好きな人が多いのでしょう。
猫関連のグッズは、手に入りやすいか?
インターネットでキャットフードを始めとした幅広い猫グッズが、購入可能。日本のおやつや猫缶は、人気があるそうです。
やっぱりあの、猫がペロペロするヤツでしょうかね?キャットフードに関しては、自然派フードが人気だそうで、欧米のものを購入する人が多いそうです。
猫1匹につき、月最低いくらあれば飼えるか?
最低いくらというのは特になく、こだわろうと思えばそれなりに金額はかかるとの事。高齢者はご飯や魚を煮たものを猫に与える人もいるが、毎月1万円以上、猫のご飯代にかける人もいるそうです。ここは日本とあまり変わらないですね!
まとめ
中国第二の都市、北京。家族の一員として猫が大切に飼われる一方で、一部の人達の利益に利用されることも…。どこの国にも、悪い人はいるものです。
北京での猫を取り巻く環境は、日本とさほど差はないように思いましたが、野良猫が地域猫として大切にされ、TNR活動が活発に行われている点は、見習いたい所ですね。以上、世界にゃん事情、中国・北京編でした!!
※こちらの情報は、ある猫好きの北京の方にご協力頂き、教えて頂いたものを基にしています。同じ北京でも、猫を飼う方や地域により、状況が異なる場合があるかもしれませんが、ご了承頂けると幸いです。