1.自ら抱っこをせがんでくるかどうか
抱っこが好きな猫は当然ですが自ら「抱っこして!」とせがんでくることもあります。アピールの仕方は様々ですが、飼い主さんの体に前足をかけたりすることも多いようです。
逆に抱っこが嫌いな猫の場合は自ら抱っこをせがんでくることはありません。それどころか飼い主さんに抱っこされそうな雰囲気を察すると、逃げたり隠れたりしててしまうこともあるでしょう。
また、抱っこは好きではないけれど、飼い主さんの体に自ら飛び乗るのが好きな子もいます。この時に飼い主さんが「自分に乗ってくれるのだから、抱っこも好きなはずだ!」と勘違いしててしまうと、後でガッカリしてしまうことにも繋がりかねません。
猫が自分から乗ってくるのと抱っこをせがむのは、別の話だということを忘れないようにしましょうね。
2.抱っこした時の反応の違い
抱っこされた時にリラックスしたりゴロゴロと喉を鳴らす猫は、飼い主さんの抱っこが大好きであると考えて良いでしょう。
逆に暴れたり前足で飼い主さんの体を押しのけようとしたり噛んできたりする場合は抱っこが好きではない可能性が高いと言えます。
たまにおとなしく抱っこされていると思っていたら、実は目を見開き固まっていただけ…という子もいますので、そこも勘違いしないようにしたいものですね。
抱っこが好きな猫は、飼い主さんに抱っこされた状態でウットリとした表情をしたり、頭や喉を撫でて欲しいと要求したりしてくるので目を見開いたまま硬直したりはしません。
暴れたりしないからといって硬直している猫を抱っこし続けていると、余計に抱っこが嫌いになってしまう可能性も出てくるでしょう。
3.視線
抱っこされている時に猫がどこを見ているかでも、抱っこの好き嫌いが判別できることがあるようです。
抱っこが好きな猫の場合は、目を細めて飼い主さんの顔を見つめてくることが多いそうです。しかし、抱っこが苦手な猫の場合は、下ろしてほしいからか視線は床のほうにばかり行くのだそうです。
もちろん、抱っこが好きな猫でも「今は抱っこの気分じゃない」という時には下ろしてほしいというアピールをします。それゆえに、視線だけでの判別は難しいとは思いますが、参考にすれば「今は抱っこの気分じゃないかどうか」くらいは分かるようになるかと思いますよ。
まとめ
猫を飼ったら一度は抱っこしてみたいと思うかもしれませんが、猫によっては抱っこできないこともあるでしょう。
抱っこを拒否されたからといって、飼い主さんのことが嫌いなわけでもありません。残念な気持ちになってしまうかもしれませんが「うちの子の個性」として受け取ってあげましょう。
もちろん育ってきた環境によって、抱っこにトラウマを抱えてしまっている猫もいますし、元々はそんなに好きではなかったけれど、抱っこされているうちに好きになったという猫もいます。
飼い主さんとの信頼関係や日々の過ごし方によって、猫の「抱っこ」好き・嫌いも変化していくのかもしれませんね。