猫の『ヒゲ』には5つの種類が!?それぞれの名称や役割などを解説!

猫の『ヒゲ』には5つの種類が!?それぞれの名称や役割などを解説!

猫と言えば「ヒゲ」でしょう。このヒゲは顔や手足を含め60本近くあるそうです。この度は、顔にあるヒゲについて詳しく見ていきましょう。

︎猫のヒゲの役割とは?

放射状に伸びるヒゲの猫

ヒゲがあることで、猫らしいルックスとなり猫らしい行動ができると言えるのでしょう。

「平衡感覚を保つ」「通れるかどうかの確認」「敵や獲物を察知する」「顔を守る」「気持ちを表す」など、ヒゲによって行います。猫のヒゲには神経が通っているため、自然に抜ける以外は無理に抜いたり切ったりしては絶対にいけません。

︎1.眉上毛(びじょうもう)

全体的に見やすいヒゲ

目の上に生えている、長い毛のことです。

目や頭にゴミが入ったり危険が及ばないように、センサーの役割を果たしています。眉上毛に少しでも何かが触れると、猫は反射的に目を閉じてしまうそうです。人間が目の上を撫でると目を瞑るのは、気持ち良いだけではなくヒゲに触れているからなのかもしれませんね。

︎2.上唇毛(じょうしんもう)

放射状に広がっているヒゲの猫

猫のヒゲとして思いつくのは、この上唇毛でしょう。

左右合わせて24本生えています。遊んでいる猫を観察すると、オモチャをヒゲが囲うようにしています。ヒゲでオモチャの大きさを測り、危険か安全かも捉えているそうです。猫の気持ちを表すときも、尻尾や耳と同じように上唇毛は雄弁に語ります。

︎3.下唇毛(かしんもう)

顎の下に生えているヒゲ

顎の下に生えている毛のことです。

抜き足差し足する時、狭い場所を潜り抜ける時など顎を傷つけないように距離感を測るヒゲです。眉上毛、上唇毛、下唇毛の3つは、どの猫にもあります。

︎4.頬骨毛(きょうこつもう)と口角毛(こうかくもう)

立派なヒゲを持つ猫のアップ

頬骨毛は目の横の下に1〜2本生えている毛で、口角毛は上唇毛の上に生えている毛です。

頬骨毛は生えていない場合があり、口角毛は抜けてしまって見えない場合が多いです。両方とも、顔の横からやってくる危険に対して反応します。厳しい自然で暮らす猫は、この毛によってわずかな空気の振動を察知して身を守っているのでしょう。

︎まとめ

立派なヒゲが生えている猫

猫の『ヒゲ』には5つの種類が!?それぞれの名称や役割などを解説!についてお伝えいたしました。

猫のヒゲは様々な役割があることが分かりますね。猫のヒゲは触れた感じも硬く弾力があり、被毛とは全く異なります。たまに部屋の中に落ちていることがあり、見つけると嬉しくなり大切に保管しています。

抜けヒゲ専用の箱も販売されているようです。人間にとっても猫のヒゲは大切なのです!

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