猫のスプレー行動
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猫のスプレー行動とは
猫は自分のなわばりにおしっこで臭いづけする習性があり、このことをマーキングといいます。
ただ、すべての飼い猫が、このマーキングをするわけでなく、する猫にはある特徴が見受けられます。
- オス猫である。
- 多頭飼いである。
- 去勢手術が遅かった。
このマーキングのなかでも、特に濃いおしっこを後方に撒き散らすのが、スプレーです。
場所は壁という壁。すべてが対象になるようです。窓や、ドア、カーテンなど、見境がなく、一度マーキングされてしまうと、拭き取ってもなかなか臭いが取れず、またそこにスプレーされてしまいます。
我が家の猫のスプレー行動

我が家の猫の中にも、一匹オス猫がスプレーをします。さて、寝ようかな、とベッドに入ると、ぷ~んと、あの臭いが…なんとベッドの頭の部分の引き出しにスプレーをされていたのでした。スプレーですから、臭いも強く、とてもそのまま眠れません。仕方なく起き上がり、深夜、泣く泣く、重層水で、拭き掃除をするはめに。こんなことが日常茶飯事でした。かわいい猫ですが、さすがに耐えられません。
わたしは対策を考えました。
我が家の対策
以下は、私が実際にやってみた対策です。
- 壁にペットシーツを貼る。
- トイレの数を増やす。
- 重層水やリセッシュといった臭い消しで、臭いを残さないようにする。
ちなみに可愛がる、というのは、大した効果はありませんでした。あれだけ可愛がったのに、それでもスプレーされた、と思うと、かえって精神的にダメージが大きいので、オススメしません。
壁にペットシーツを貼りまくっている妙齢の女の部屋を、あまり想像されたくありませんが、見事にペットシーツにスプレーがされていると、やった!と、よくわからない満足感に浸ることができます。
お片付けも簡単で、ペットシーツを取り換えるだけです。
ただ、残念ながらこれは根本的な解決にはなっていません。
効果的な対策としては、トイレの数を増やしたことで、だいぶスプレー回数が減りましたので、こちらをオススメします。
ちなみに面白いのは、猫同士でも、スプレーする猫をちゃんと叱ってくれていたりして、猫には猫の社会があって生きているんだなあと思うと、ほっこりします。
まとめ
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猫のスプレー行動は、なかなか改善しません。カリカリしても、猫とわたしの関係性が悪くなるばかり。欠点も含めて、かわいい飼い猫なので、もう仕方ないのかな、なんて思うようになりました。いつかスプレーをしなくなるといいのですが、猫を飼っていて、わたしもだいぶ心が広くなりました。もしかすると、こうした学びのために、わたしは猫を飼っているのかもしれません。