猫が『人間の食べものを欲しがる』ときの気持ち3つ!

猫が『人間の食べものを欲しがる』ときの気持ち3つ!

食事中、愛猫がテーブルに飛び乗ったり足元でニャーニャーと鳴いて人の食べ物をねだるのは、決して珍しいことではありません。しかし、人間と猫では体の大きさも作りも異なるため、人間の食べ物で体調を崩したり中毒症状を起こしたりと、食べさせることには高いリスクがつきまといます。上手に対処できるよう、猫が人間の食べ物を欲しがる時の気持ちについてご紹介します。

猫に人間の食べ物をあげても大丈夫?

調理を邪魔しに来た猫

食べ物の味は甘味、塩味、酸味、苦味、旨味に分解され、これらが複雑に混ざり合うことで美味しさを生み出します。味を感じる仕組みは猫も人間も同じですが、5つの味を感じる細胞の比率は大きく異なり、特に甘味を感じる味覚細胞が猫にはほとんどありません。

このことから、人間の美味しいと猫の美味しいには、大きな差があると考えられます。例えば人には甘さが魅力のケーキも、猫にはその美味しさがわかりません。「うちの猫はケーキが好きだ」という声をよく耳にしますが、猫はおそらくクリームの脂肪分に惹かれているのでしょう。

味の嗜好はともかく、人間の食べ物を猫に与えることは、健康上の問題につながります。人間用の味付けでは、体の小さい猫にとっては塩分、糖分、脂肪分が多すぎます。また完全肉食性の猫には消化が難しい食材や、ネギ類などの中毒を引き起こす食材も多いからです。

「人間の食べ物は猫も食べて良い」と猫が学習してしまうと、飼い主さんがどんなに気をつけていても、目を盗んでつまみ食いをするなど、危険な食材を口にしてしまうリスクが非常に高まります。

たとえ猫にも安全な食材であったとしても、基本的には「人間の食べ物を食べてはいけない」と猫に覚えさせることが望ましいということを覚えておきましょう。

猫が人間の食べ物を欲しがるときの気持ち

調理の様子を見つめる猫

猫が人間の食べ物を欲しがる気持ちは、必ずしも「食べたい」からだとは限りません。猫が人間の食べ物を欲しがるときの気持ちとして、代表的なものをご紹介します。

1.好奇心

「隣の花は赤い」ということわざがありますが、猫も同じで、飼い主さんが自分の知らないものを食べているのを見て、興味をそそられます。ニオイによっては美味しそうだと感じている場合もありますが、単に好奇心から惹かれていることも多いようです。

我が家の猫は、お箸を使って食べるものには興味を示しませんでしたが、パンや中華まんのように手づかみで食べるものにはとても興味を示し、よく脇から猫パンチで叩いてはその足先を舐めていました。手づかみだと「食べ物だ!」と認識できたのかもしれません。

2.遊び

別に食べたいわけではなく、一緒に遊びたくて食べ物を咥えて逃げ出すことがあります。例えば買ってきた食材をレジ袋に入れたままテーブルの上に置き、ちょっと目を離した隙にそれを咥えて逃げてしまうといったような行動です。

こういう場合は食べることが目的ではなく、飼い主さんと一緒に遊びたい、かまって欲しいという気持ちから出た行動だといえるでしょう。ただし、食べ物をおもちゃにしていてそのまま口に入れてしまうかもしれませんので、やはり安易に渡さないようにしましょう。

3.以前食べて美味しかった

猫を家に迎えてすぐの頃、まだあまり良く飼い方を知らずに人間の食べ物を食べさせてしまったことがある場合、それに味をしめて欲しがるようになる場合もあります。この場合は確実に「食べたい」と思っていますので、迷わず口にしてしまうでしょう。

愛猫に人間の食べ物を欲しがらせないための対策

テーブル上のソーセージが気になる猫

基本的には、人間の食べ物を食べさせるべきではありません。しかし飼い始めたばかりの頃に、よく知らずに人間の食べ物をあげてしまったという場合は、なかなか止めさせることが難しいかもしれません。

一度良い経験をしてしまうと、猫はそれを覚えており、また良い思いをしようとするものだからです。ですから、最も良いのは人間の食べ物を決して猫に食べさせないことです。そうすれば、食べ物として興味を持つことはなくなります。

では、一度食べた経験のある猫に対しては、どうすればよいでしょうか。それは、「猫の目の前に人間の食べ物を置かない」ことです。飼い主さんの不在時は、必ず猫の手が届かないところにしまうこと。蓋付きのゴミ箱を使用して、漁れないようにすることを徹底します。

どうしても人間の食べ物への執着が強すぎる場合は、飼い主さんの食事中は別室に隔離するか、またはケージに入っていてもらうという手段をとって、食べ物に近寄らせないようにするのも良いでしょう。

また、普段からおもちゃで狩りごっこをして一緒に遊ぶことも大切です。愛猫の狩猟欲求を満たしたり、コミュニケーションを十分に図ることで、遊びの対象に食べ物を選ぶことが減っていくでしょう。

まとめ

パンケーキを見つめる猫

愛猫から食べ物をねだられると、ついつい「これくらいなら」とあげたくなってしまう気持ちもわからなくはありません。なぜなら、人間の食事の残りを猫用のご飯としてあげていた時代もあったからです。

しかし色々と猫に関する研究も進み、人間の食べ物が猫の健康には良くないということが常識になりました。食材によっては、中毒症状を起こして命を奪ってしまうこともあるのです。

できるだけ子猫の頃から「人間の食べ物を食べてはいけない」ということを猫に教え、口にしないようにすることが理想的です。しかし、どうしても人間の食べ物に興味を示してしまう場合は、決して猫の手の届くところに食べ物を置いておかないこと、食べ物が食卓にある時には飼い主さんが目を離さないことを徹底し、愛猫の健康を守りましょう。

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