臆病、甘え下手、引っ込み思案…仔猫らしくない仔猫時代
猫ちゃんは、年齢を重ねたり去勢・避妊をする事で性格が変わると言われていますよね。我が家の猫は、元々野良猫だった事もあり臆病で少々引っ込み思案な性格でした。
我が家の猫は、生後3ヶ月の時に保護をしました。虐待などは受けた様子がないいわゆる野良猫です。生まれて人間とあまり接した事がなかったのか、仔猫の割に甘えてくる事が少なく、性格なのか慣れないだけなのかわかりませんでした。
去勢後もご飯以外の要望を言ってくるが訴え方も控えめで、爆発寸前になってやっとアピールできるといった感じでした。一緒に遊ぶより、外を眺めているのが好きなのかな、と思っていました。友人や配達の方が来ても、私以外の人間に姿は見せない徹底ぶりでした。
引っ越し後猫に現れたストレス症状
しかし、生後10ヶ月・我が家に来てから7ヶ月の時に引っ越しを経験し、大きく変化しました。
変化は引越しが済んだ直後から、次々と起こりました。そこから私と猫の成長が始まります。
環境の変化による3つのストレス反応
- 結膜炎
- ハゲ
- 絶食
引っ越し後すぐに猫の左目が結膜炎になりました。そして、引っ越し寸前から始まった過剰グルーミングによるハゲが1つから3つに増えたのです。
環境変化を苦手とする猫にとって引越しはかなりのストレスになる事は知っていました。なんでもないような素振りをしていても、心の中は相当乱れていたのでしょう。病院で先生にストレスだろうから、ゆっくり様子を見てあげて下さいと言われ、きっとしばらくしたら慣れてくれるだろうと思っていました。
が、1月経ったくらいに何よりもご飯が大好きだったのに突然一口も口にしなくなったのです。少しぽちゃり気味の我が家の猫。再度病院に連れて行くと、ストレスよりも絶食からの病気の方が心配だと言われてしまいました。
本来なら、もっと早いタイミングですべきでしたが、そこから本気で猫と向き合いました。
お互い向き合い接する事で『猫が変わった事』
感情をアピールしてくるようになった
食事に関してはかなり苦労しましたが、なんとか気に入ってくれるものを見つけ、モリモリ食べてくれるようになりました。そこから今までアピールが苦手だった(だろう)猫が、遊んで!と、大声でアピールするようになりました。
排泄時にもお知らせをしてくれるようになり、なんとご飯を渡したときはおでこを私の手に当ててくるようになりました。まるで「ありがとう」と言ってくれているような感じです。
色んな物に興味を持つようになった
次に臆病なのは相変わらずですが、興味を持つようになりました。隠れる事が少なくなり、少し遠目から覗き込むようになったのです。初対面でなければ、人に姿を見せるようにもなりました。
甘えるようになった
そして最大の変化は甘えるようになった事です。本当はものすごく甘えん坊だったのでしょう。それまで放置をしていたわけではありませんが、甘えん坊ではないのかなと勝手に決めつけてしまっていたのかもしれません。常に横にいるようになりました。外を眺めることも好きですが、一緒に見ていたいように思います。
まとめ
一緒にいると癒やしを与えてくれる猫。彼らも人間と同じように感情を持ち合わせていて、考えも持っている。言葉は通じないかもしれませんが、本気で向き合えば閉ざしてしまっていた心の扉を啓く事が可能なんだという事が分かりました。
普段の何気ない態度の中に秘められた事を深く掘り下げていく事で、猫との絆がぐっと強くなっていくのですね。