猫の『あいさつ』行動
猫のあいさつ行動には、どのようなものがあるかご存じでしょうか。きちんと対応できるように知っておきましょう。
1.尻尾の先だけ曲げる
猫が直立した尻尾に先だけを曲げながら近寄ってきたら「あいさつ」をしようとしているサインです。
猫が飼い主さんに尻尾でタッチをしてきたり、足元をウロウロしていたら「遊びたい」「構ってもらいたい」というような気持ちが含まれている場合も多いでしょう。
その際はスルーせずにリアクションをとり、そのタイミングで遊んであげると愛猫も喜ぶはずです。
2.体をすり寄せてくる
自分の体をすり寄せてニオイをつけることも、猫のあいさつ行動のひとつです。
猫の体には、顔まわりや尻尾などに猫だけにしかわからないフェロモンを出す臭腺が多くあります。
飼い主さん自身が猫のテリトリーの範囲内なので、縄張りを維持するために外から帰ってきた時やお風呂から上がった後などは、いち早くスリスリしてニオイを上書きしようとするでしょう。
3.鼻を近づけてニオイを嗅ぐ
猫同士のあいさつでは、お互いの鼻を近づけてニオイを確認し情報を収集しています。
このような猫の行動は、相手を受け入れようと興味があってニオイをチェックするので、警戒している相手には近づくことはありません。
猫が飼い主さんのニオイを確かめている行動が見られたら、親愛の気持ちを持っている証と言えるでしょう。
猫への『あいさつ』おススメの返し方は?
猫の気分によっては好みのスキンシップの方法が異なります。
その時の猫の気分に合わせたリアクションをとってあげるようにしましょう。
- 瞬きやウインク
- 猫のお尻をポンポンする
- 人差し指を猫の鼻に近づける
猫が少し離れた場所にいる場合は、ゆっくりした瞬きやウインクで親愛の気持ちが猫に伝えられます。
一方で、猫が体をスリ寄せるなどのスキンシップが多ければ、体を撫でたり、尻尾の付け根あたりを軽くポンポンしたりすると喜ぶでしょう。
他にも、ニオイを確かめて安心したい猫の場合は、人差し指を猫の鼻先にゆっくりと近づけてみましょう。この行動も、猫同士のあいさつと似ているのでオススメです。
まとめ
猫の「あいさつ」行動は、尻尾の動きや仕草で判断しやすいです。よく観察してみると、猫の気持ちを読み取りやすくなります。
アイコンタクトやスキンシップでお返しのあいさつしてあげると、猫も嬉しい気持ちになるでしょう。飼い主さんから猫の性格や状況に応じたあいさつを返してあげれば、猫からの信頼度は更に高まりそうですね。