1.気が付けば近くにいる
控えめな猫は、飼い主さんに甘えたいと思ってもそのアピールが得意ではないようです。
気付くと飼い主さんのそばで「甘えたいの、気付いて!」と言いたげな視線を向けるのが精いっぱいな子も。
構って欲しい時のアピールが激しい猫もいますが、控えめな性格の猫はそのようなアピールまで控えめな場合が多いようですね。
このような猫の「構って」アピールは、飼い主さんに無意識にスルーされてしまうことも少なくありません。そのため、飼い主さんは出来るだけ愛猫の様子に気を配り、構って欲しそうにしていたらしっかりと構うようにしてあげましょう。
2.おやつやおもちゃを奪われがち
控えめな性格の猫は多頭飼いの場合、押しが強い同居猫がいると何でも譲ってしまいがちになるようです。大好きなおやつやおもちゃでさえも、その圧力に負けて譲ってしまう…ということもあるみたいですね。
もちろん控えめな猫にも(おやつが食べたい)(大好きなおもちゃを独占したい)という気持ちがないわけではありませんので、もしも控えめな猫が遊んでいる時やおやつを食べている時に他の猫が割って入りそうな場合は、飼い主さんが配慮してあげる必要があるでしょう。
何度も横取りされてしまうと、横取りしていた方の猫が(この子からは取っても構わない)と認識してしまうようになってしまう可能性も。また、控えめな猫の方がどんどんストレスをため込んでしまうことになる可能性もあるため要注意です。
3.すぐ逃げる
控えめな性格の猫は臆病な面を持ち合わせているため、ちょっとしたことですぐに逃げてしまいます。
本来どんな猫でも「逃走距離」といって、自分のテリトリー内に他者が入ってきたらすぐに逃げ出せるような本能を持っています。その距離は一般的におよそ2メートルと言われていますが、控え目な猫の場合は、そのテリトリーの範囲が普通の猫よりも広いか、もしくはテリトリーに侵入されたことにより敏感に気づいてしまうのでしょう。
無理矢理そのテリトリーにズカズカと侵入してしまうと、防御本能から攻撃されてしまう危険性も。控えめな猫とお近づきになりたい場合は、相手の気持ちを考えてあげる配慮が必要です。
まとめ
控えめな猫はそうでない猫と比べて、接し方ひとつ取ってもかなり繊細であると言えるでしょう。
また、アピール自体も控えめなので、最初は飼い主さんも戸惑ってしまうかもしれませんが、それは愛猫の方も同じだということを念頭に置いて、根気強く接するのが大切です。
どんな猫も、飼い主さんをある程度信頼できるようになれば、やがて可愛い仕草や表情を見せてくれるようになります。
それでも(うちの子は控えめだなぁ)と感じるかもしれませんが、それも愛猫の個性として受け止めてあげたいですね。