猫が「悲しい時」にみせる仕草とは
猫が見せる「悲しい時」の仕草には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。
1.尻尾が下がる
猫が悲しい気持ちを抱いている時は、尻尾をダランと下げた状態で元気がなくなります。嬉しい時はお尻をあげて尻尾もピンと立てているため、正反対な見た目から飼い主さんも気付きやすいでしょう。
背中を丸めるようにお尻や尻尾を下げながら歩いている場合は、何かショックなことがあって落ち込んでいる可能性も。
猫はリラックス中にも尻尾を下げることがありますが、その際はゆっくりと尻尾を振るので、動かし方や様子も合わせて判断するようにしましょう。
2.目をそらす
飼い主さんを見た後にすぐに目をそらす仕草を数回繰り返していたら、飼い主さんに対して反省の態度を示している時です。
この仕草はイタズラなどで叱られた時に多く、飼い主さんをチラ見して見つめることができなくなります。
下を向いていることが多ければ、悲しい気持ちでいっぱいになっているのでしょう。このような態度が見られたら猫も十分に反省しているので叱らないであげて下さいね。
3.小さな弱い声で鳴く
猫が寂しい思いや辛い経験をした後は「ニャーニャー」と消えてしまいそうな小さな声で鳴くことがあります。
例えば、長いお留守番の後や同居猫が突然いなくなってしまうなどの大きな環境の変化が悲しみの原因として挙げられます。
飼い主さんを見つめながら鳴いている場合は、悲しい気持ちや不安な状態であることを懸命に伝えようとしています。
4.ふみふみをする
「ふみふみ」は母猫のミルクをもらう名残りから、柔らかいクッションや毛布などに触れると前足で交互に踏む動作のことをいいます。
リラックスしている時に多く見られますが、気持ちを落ち着かせる効果もあるため、ストレス解消の目的でふみふみすることもあります。
頻度には個体差がありますが、寂しさや不安を感じた時に気持ちを紛らわそうとしているのかもしれません。
猫が悲しい時にしてあげられるフォローの仕方
猫が悲しくなってしまう理由は様々ですが、不安や寂しい気持ちでいっぱいになっているとストレスから体にも悪影響を及ぼします。
猫の気持ちが明るくなるまでは、遊ぶ時間を増やしたりおやつを与えたりして愛猫が喜ぶことをしてあげましょう。
猫のイタズラが原因で叱ってしまった後は必ず優しく声をかけ、空気を変えてあげると猫も安心することができます。
飼い主さんの近くに寄ってきたらたくさん甘えさせてあげることが大切です。
まとめ
猫の表情から気持ちを読み取ることは難しいですが、猫は様々な仕草で悲しみを表しています。
猫が元気がない時に見せる仕草や行動を予め知っておくことで、猫の気持ちに寄り添いながら適切にフォローすることができます。
もしも愛猫に元気のない様子が続いている場合は病気が隠れている可能性もありますので、注意深く観察しましょう。