信じる?信じない?愛猫を亡くした後の不思議体験
ある猫専門のサイトが行った飼い主さん400名へのアンケートでは、愛猫を亡くした後に不思議な体験をしたことがあると回答された方が23%いました。決して「多い」とは言えませんが、10人集まったら2人以上は体験していると考えると、決して少ない人数だとも言えません。
死後の世界は分かりませんし、不思議な体験には科学的な根拠を見出だせない話が多いです。しかし、人間の家族以上に強い結びつきを見せることも多い飼い主さんと愛猫との関係を考えれば、亡くなった愛猫が会いに来てくれるとか、生まれ変わったなどと思ってしまうのも、分かるような気がします。
今回は、愛猫を亡くした後に不思議な体験をされたという体験談の中から、多く耳にするケースをご紹介します。科学的根拠や特定の宗教観にはとらわれずに、こういうこともあるのか、自分のときはこうだった、などといった気持ちでお読みいただければと思います。
愛猫を亡くした後に体験した不思議な出来事
では、愛猫を亡くした後の不思議な体験談をご紹介しましょう。
1.夢に出てきてメッセージを伝えてくれる
亡くなった愛猫が夢に出てきて、いろいろなメッセージを受け取ったという話をよく聞きます。何匹もの猫を看取った飼い主さんの中には、毎回亡くなったその日に愛猫が夢枕に立ち、お別れの挨拶をしてくれたという方がいました。
また、亡くなった愛猫が夢の中で「トイレがない、水がない、ご飯がない」と訴えかける夢を見た2日後に東日本大震災に被災し、トイレも水もご飯もない状況になったという方もいらっしゃいます。このように、何か良くないことが起こる前に亡くなった愛猫が夢に出てきて、警告してくれたという体験談も多いようです。
2.身近に亡くなった愛猫の気配を感じる
姿は見えないものの、亡くなった愛猫が身近にいる気配を感じた、足に愛猫が体をこすりつける感触を感じた、眠っていると亡くなった愛猫が布団に乗っている重みを感じたというような体験談も多く耳にします。
他人からしたら「気のせいなのでは?」と思ってしまうような話ですが、中には一緒に暮らしている同居猫も、飼い主さんが気配を感じている方向を凝視していたといった声も聞かれるので、やはり亡き愛猫の魂が身近に彷徨っている、ということがあるのかもしれません。
3.亡くなった愛猫の姿が見える
愛猫のご遺骨を家の中の棚の上に安置していた時に、すぐ横に亡くなった愛猫が座っている姿が見えた、隣の部屋に入っていく亡くなった愛猫の尻尾の先が見えたといった体験談もよく耳にします。
また飼い主さんご自身ではなく、小さなお子さんが「○○ちゃんがいる!」と亡き愛猫の名前を言ったという話もあるようです。
4.鳴き声や首輪の鈴の音が聞こえる
姿は見えないものの、亡くなった愛猫の鳴き声が聞こえた、付けていた首輪の鈴の音が聞こえた、足音が聞こえたといったような、愛猫の声や愛猫に関係する音が聞こえたという体験談もよく聞かれます。
5.生まれ変わって現れる
亡くなった愛猫ではなく、生まれ変わった後に身近に現れたという体験談もよく耳にします。特徴的な模様も含めて容姿がそっくりな猫に出会った、愛猫を亡くした後に出会った保護猫の行動や性格が亡くなった愛猫にそっくりだった、などという話です。
また、占い師から「弟さんの家に生まれた赤ちゃんは、亡くなった愛猫の生まれ変わりだ」と告げられた、という話などもあるようです。
猫も輪廻転生する?
『猫に九生あり』ということわざがあります。西洋でも『A cat has nine lives.(猫は九つの命を持つ)』と言われています。
さらに、『猫は毛皮を着替える』とも言われており、猫は亡くなると、また新しい毛皮に着替えて別の猫に生まれ変わると考えられています。
はるか昔からこれらのようなことが言われて現代まで伝わっているのだとしたら、昨今の猫ブームとは関係なく、昔の人々も同じような体験を繰り返してきたということの証なのかもしれません。
まとめ
愛猫を亡くした飼い主さんは、度合いの差はあれ、いわゆる「ペットロス」に苦しまれることと思います。愛猫の死をなかなか受け入れられない方もいれば、(もっとしてあげられることがあったかもしれない…)(もっと元気に長生きさせてあげられたかもしれない…)など、さまざまな感情が襲ってくるでしょう。
そんな中で味わう不思議な体験は、もしかしたら気のせいだったり願望だったりするのかもしれません。しかし、多くの方が似たような体験をされていたり、不思議な体験と重なるようなことわざが世界中に存在したりということを考えると、一概に気のせいだとは言い切れないような気もします。
いずれにしろ、強い絆を築くことのできた愛猫と出会えたことを喜び、幸せだった思い出をいつまでも大切にしながらも、しっかりと前を向いて明るく生きていくことが、亡くなった愛猫に最も喜んでもらえる事なのではないでしょうか。