ホテルで過ごす猫の気持ち4つ 帰宅時にするべきアフターケアも

ホテルで過ごす猫の気持ち4つ 帰宅時にするべきアフターケアも

普段外泊することのない飼い主さんでも、長めの出張や遠く離れた地に住むご家族の看病、ご自身の入院などで、愛猫を残して家を空けなければならないことが起こるかもしれません。そんな時に検討するのがペットホテルの利用でしょう。縄張り外のホテルで数日間を過ごさなければならない猫の気持ちや、帰宅後のアフターケアについて考えてみたいと思います。

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猫の留守番はどうするのがよい?

留守番中の猫

きちんと室内の環境と準備を整えれば、一般的に猫は2泊3日程度の留守番はできるといわれています。そもそも猫は群れをつくらずに単独で行動するため、ひとりでいることに対する嫌悪感が比較的低いのです。

ただし、外に出られずに家の中だけで過ごすため、世話をする人がいない状態で丸3日以上の留守番には無理があるでしょう。なぜならば、猫だけでは新鮮な食事や水の補給もできなければ、トイレの掃除もできないからです。

では、飼い主さんが3日以上家を空けている間、愛猫をどのように過ごさせるのが良いのでしょうか。真っ先に思い浮かぶのが、同じように猫と一緒に暮らしている知人に愛猫の世話を頼むことです。

しかし、頼める知人がいない場合は、ペットホテルに預けることを検討されるのではないでしょうか。

ホテルで過ごす猫の気持ち

ホテルのスタッフと猫たち

猫は自分の縄張り外に出ることを非常に嫌います。また知らない人や猫に対して、非常に強い警戒心を持っている猫が多いです。愛猫の性格を考えると、ペットホテルに預けることを躊躇される飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

ここでは、ホテルで過ごす猫の気持ちや帰宅後のアフターケアについて考えてみることにしましょう。

1.自分の縄張り外の場所にいる不安

猫にとってとても大切なのが、自分の縄張りを守ることです。四六時中自分の縄張りの中を見回り、要所要所に自分の匂いをつけることで、「ここは自分の縄張りだ!」と主張し、安心して暮らせる場所を守っています。

そのため、縄張りの外へ出てしまうと途端に自信をなくし、不安と恐怖に見舞われてしまいます。つまり、猫にとってホテルで過ごす数日間は、与えられた狭い空間の中で不安と恐怖を感じながら孤軍奮闘して過ごしていると考えられます。

愛猫の不安を少しでも和らげるために、ホテルに預ける際には猫自身の匂いがついた、普段使っている毛布やトイレの砂などを持参し、寝床やケージ、トイレの中に入れてもらうようにすると良いでしょう。

2.思うように行動できないストレス

ホテルの仕様にもよりますが、滞在中は個別のケージの中で過ごすことが多く、思い通りには行動できない時間が多いと考えられます。また広いスペースがあっても他の猫達と共有する場合が多いため、あまり思うようには行動できないでしょう。

慣れない場所であり、場合によっては見知らぬ猫と一緒に過ごさなければならない等、行動にはかなりの制約があると考えられ、それがストレスに繋がると考えられます。

3.知らない人や動物がいることへの不安

縄張りの外に連れて来られた上に、見知らぬ人や見知らぬ動物たちがいることで、やはり不安が募りストレスになると考えられます。普段飼い主さん以外の人と接する機会がない猫であれば、数日間ではホテルのスタッフさんに慣れるのも難しいかもしれません。

中には、食事には手を付けなくなってしまう猫もいます。普段好んで食べているフードやおやつ、いつもの食器を持ち込ませてもらうと良いかもしれません。

4.飼い主がそばにいない不安

飼い主さんがそばにいないと不安になるのは、分離不安症の猫だけではありません。縄張りの外に連れて来られ、見知らぬ人たちに囲まれた環境で何日も飼い主さんが姿を見せなければ、タフな猫でも不安な気持ちになるでしょう。

飼い主さんの匂いがついたTシャツなども持参し、寝床に置かせてもらうことで、飼い主さんが不在の不安を少し和らげることができるかもしれません。

帰宅時にするべきアフターケア

スキンシップ

ここからは、ホテルから帰宅した際に猫にしてあげるべきアフターケアについて考えてみたいと思います。

ゆっくり休ませて落ち着かせる

ホテル滞在中はずっと緊張しっぱなしだったはずなので、帰宅したらまずはゆっくりと休ませて、気持ちを落ち着かせてあげましょう。

しつこく抱いたり話しかけたりせずに、まずは自由に休ませましょう。

普段よりもスキンシップの時間をとる

愛猫の様子が落ち着いたら、普段よりもスキンシップの時間をとりましょう。

優しく話しかけ、全身を優しく撫でながら、愛猫の状態もしっかりチェックしましょう。

普段よりも遊びの時間を長くとる

元気な様子であれば、普段よりも遊びの時間を長めにとってあげると、滞在中の運動不足が解消され、ストレスも発散されるでしょう。

決して無理をさせる必要はありませんので、愛猫の様子を見ながら適度に運動をさせてあげましょう。

数日間は健康状態をしっかりチェックする

滞在中は、かなりのストレスを受けていたと考えられます。帰宅後数日間は、いつも以上にしっかりと愛猫の健康状態をチェックしましょう。

ストレスから嘔吐や下痢をしてしまう場合もありますので、心配な場合は動物病院で診てもらいましょう。

まとめ

ペットホテルの猫

非常におおらかな性格で、ホテルで過ごしてもあまりストレスにならない子もいれば、全く食事を口にしなくなってしまったり、帰宅後に嘔吐や下痢といった症状が出てしまう猫もいます。

そういう場合は、ホテルではなく、ペットシッターを利用するという方法も検討してみましょう。1日に1〜2時間だけのお世話となるため、いざという時の緊急対応には不安がありますが、猫自身のストレスはホテルと比べるとかなり軽減されるはずです。

愛猫の性格をよく見極めて、ホテルやペットシッターの利用を検討しましょう。また、少しでも馴染みのある人にお世話をしてもらえるよう、日頃から猫と一緒に暮らしている友人を積極的に作り、困った時には助け合えるようなネットワークを作っておくのも良いでしょう。

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