猫が『お尻を高くする』時の3つの気持ち

猫が『お尻を高くする』時の3つの気持ち

猫が自分から飼い主さんに近寄ってくる時やコミュニケーションをとっている最中に、お尻を高くしている姿を見たことはありませんか?尻尾の動きで猫の気持ちは読み取れますが、お尻の位置でも飼い主さんへの信頼度がわかることがあります。本記事では、猫がお尻を高くする時の気持ちをご紹介します。

猫がお尻を高くする時の気持ち

しっぽをあげるベンガル

1.飼い主さんへの親愛の証

猫にとって急所となる背中やお尻は、警戒している人に見せることはありません。お尻を飼い主さんに向けても危害を加えられないことを猫がきちんと認識していて、信頼している証拠でもあります。

猫がお尻を高くする時は、飼い主さんに甘えたい気持ちがあったり、かまってもらいたかったりする時に見かけることが多いでしょう。

2.お尻を撫でてもらいたい

猫の尻尾の付け根あたりには、フェロモンを出す分泌腺があります。お尻を優しく撫でてあげたり、タッチしたりすると「気持ちがいい」と感じているようです。

飼い主さんの前でお尻を高くしていれば、愛猫とスキンシップをとれるサインとして受け取ることができます。

しかし猫のお尻付近は神経が集中していることもあり、しつこく触れられると逆に不快に感じて怒らせてしまう場合もあるでしょう。猫によって個体差があるので、愛猫の様子を見ながら優しく撫でてあげて下さいね。

3.発情期のサイン

避妊手術をしていないメス猫は、発情期を迎えると自分をアピールする目的で大きな声で鳴いたり、自分のニオイをつけたりする行動が目立ちますが、お尻を高くする姿もよく見られます。

猫によって個体差はあるものの、一般的には生後6~12カ月に発情期を迎え、春から夏にかけてが繁殖のピークです。猫のお尻に集まっている神経の中には、生殖器に通じている神経もあるため、飼い主さんに撫でられたがる猫もいます。

猫のお尻を触る時に気をつけたいこと

お尻を高くする猫

猫がお尻を高くして近づいてくる場合は機嫌が良い時やリラックスした気持ちの時なので、軽く尻尾の付け根あたりを撫でてあげたり、トントンとタッチしてスキンシップをとりましょう。

お尻は神経も多く通っているため、しつこく触られると猫がイライラしやすいです。ブラシで毛並みをお手入れする時にも、お尻や尻尾あたりは極端に嫌がる猫は多く、突然に噛みつくような事もあります。

できるだけ猫の方から近づいて来たらスキンシップをとるようにした方が、飼い主さんへの信頼度も高まりそうです。

まとめ

お尻を上げる猫

猫がお尻を高くしている理由は状況によって異なりますが、ほとんどの場合、飼い主さんへの信頼と安心感を持っている証です。

しかしお尻や尻尾は非常にデリケートな部位です。猫が体調の悪いときは少しの刺激でも不快に感じやすいのでスキンシップは控えましょう。

飼い主さんの前でお尻を高くして撫でてもらいたがる猫は多いですが、嫌がるのも割と早く、「もういいや」と猫が思ったらすぐに移動してしまう気まぐれな面もあります。

猫のお尻に触れるときは優しく撫でたり、尻尾の付け根をトントンと軽くタッチをする程度に留めておくことが鉄則です。

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