1.プライベート空間がない
お客様が来たときなどは、シャイな猫には隠れ家が、人好きな猫には接待に疲れたときに休める場所が必要です。
また多頭飼いの場合には、相性のよくない相手と距離を取りつつ、ゆっくり眠れる場所が必要です。
プライベートな時間がほしくて家出する猫もいるくらいですから、ひとりでゆっくりできる場所は猫にとってとても重要な空間なのです。
2.トイレが汚い
猫砂に触りたくなくて、トイレの縁で用を足したり、砂かけするとき壁を搔いたりする猫はたくさんいます。
それほどトイレに気を遣う猫ですから、トイレが常に汚れているというのは問題外かもしれません。
3.模様替えや引っ越しが多い
猫の縄張りには、内と外の2つのエリアがあります。内はもちろん室内のことでリラックスする場所、外は庭やベランダなどでここは気の抜けないエリアです。
ところが度重なる模様替えや引っ越しは、一時的とはいえ外の緊張を内に持ち込んでしまいます。猫は安心できる場所を失うため、毎回ドキドキしてしまうのです。
4.構われすぎる
写真撮影や強制抱っこ、コスプレなど、愛されすぎて迷惑している猫は案外います。猫が積極的に甘えるからと、同じ熱意で愛を返すと引かれることも、これまたよくある事件です。
見切りを付けられ逃げられたり怒られたりする前に、まずは一歩手前で踏みとどまって、少しずつ慣らしていくのが得策です。
5.構ってもらえない
構い過ぎもいけませんが、放置し過ぎもよくありません。猫の要求にきちんと向き合わないと、気を引くためのイタズラがエスカレートしたり、逆に行き場のない気持ちからさまざまなストレス行動に出たりします。
猫には飼い主さんにいいたいことがたくさんあり、中でも「大好き♡仲良ししようよ」と伝えたいのだと、分かってあげて欲しいのです。
まとめ
猫がキツいと感じることを5つ挙げましたが、もちろん他にもあるでしょう。また、猫によってもキツさの程度は変わります。
飼い主として気をつけたいのは、猫が平気な顔をしていても大丈夫だとは限らないことです。猫はのんきに見えて実はいろいろなことを我慢しています。
ときには猫や自分の行動に対する見方を変えて、「今のままで大丈夫かな?」と考えてみることが何より大切かもしれません。