フレーメン反応とは?
口を半開きにして、顔をしかめている猫の様子です。
人間の約14倍も嗅覚が優れている猫は、臭いの情報が感情や動機を司る部分に直接働きかけます。その上通常の匂いだけではなく、フェロモンを「ヤコブソン器官」とよばれる部分で感知することができます。
ちなみにフレーメン反応は、他の大型ネコ科動物にも見られます。
猫が感知できるフェロモンは、性別、生殖状態、個体を識別できる暗号のような物で情報の宝庫なのですが、人間が香っても残念ながら分からないようです。
1.人の汗が臭う物
「その臭いは嗅がないで!」と思ってしまう汗臭い物に、猫はフレーメン反応をすることが多いです。
汗臭いニオイの代表として、靴の中、靴下、足そのものがあります。その他、人が座っていた後のソファの上、クッション、布団などもあります。脱いで洗濯カゴへ入れている洋服にフレーメン反応をしていることもあります。
汗の臭いには様々な情報が詰まっているため、猫にとって興味深い存在なのですね。
2.ハッカ系
ハッカの使用されている物に対して、フレーメン反応をします。
キャットニップやまたたびといった他のハーブ系と同じ要素なのでしょう。フレーメン反応をして、ハッカ系の匂いを発する物に身体を擦り付けるような行動もします。猫にとって、たまらない匂いなのですね。
3.他の猫の匂い
やはり、他の猫のフェロモンには敏感にフレーメン反応をするようです。避妊や去勢をしていても、異性の猫の匂いを敏感に感知できるようです。
猫カフェや友人宅で他の猫と交流した後に帰宅をすると、愛猫が大変な状態になるという話をよく聞きますよね。
4.自分のお尻
排泄後、自分のお尻周りを舐めている時にフレーメン反応をする猫も多いです。
猫の惚けた表情を見ると、思わず私たち人間も猫のお尻の匂いを嗅ぎたくなります。しかし、私たちが嗅いでもウンチの臭いしか感じられないのでしょう。
まとめ
猫を『変顔』にさせちゃうモノ4選!フレーメン反応はなぜ起こるの?についてお伝えいたしました。
猫は結構身近な物に対してフレーメン反応を起こすので、いつでも見られるタイミングはありそうです。
しかし、不思議となかなかこちらの都合よくは見ることができません。
ちょっと不思議でちょっと笑ってしまう猫のフレーメン反応ですが、もし見かけることができたらラッキーなのかもしれませんね。