1.猫アレルギー対策
猫アレルギーのアレルゲンは猫の唾液などに含まれる「Feld-1」という物質で、猫がグルーミングの際に体を舐めたときの唾液が乾燥すると、ふわふわ空中に散らばります。
これをなくすためには窓を開け、空気を入れ換えるしかありませんが、空気清浄機があれば窓を開けられない時期でも微細なアレルゲンを減らせます。
2.喘息等その他のアレルギーの予防・軽減効果
空気清浄機は床に落ちた毛を集めるのは苦手ですが、空中を漂う細くて軽い毛をキャッチするのは得意です。猫の毛には猫アレルギーのアレルゲンが付着していますし、毛そのものの刺激が痒みやくしゃみを誘発します。
つまり丁寧な床掃除に空気清浄機をプラスすると、猫アレルギーはもとより、呼吸器の弱い方(や猫)の症状軽減にも一役買ってくれるのです。
3.臭い消し効果
猫のいる家が臭うときは、ほとんどの場合猫トイレが原因です。しかしどんなにトイレ掃除を頑張っても、梅雨時には臭いが気になりますから、やはり空気清浄機が1台あると便利です。
ただし日常的に臭う場合は、まずは猫トイレの掃除回数を増やしましょう。
買うときに注目したい機能とは?
空気清浄機は、ほこりの吸着やタバコなどの消臭がメインですが、こんな機能にも注意して選んでみてはいかがでしょうか。
抗菌・抗ウイルス機能
ほとんどの空気清浄機に搭載されている機能ですが、近年ドアノブなどまで滅菌・除菌できるなど、パワーアップされたものが増えています。飼い主さんの健康は猫の幸せな生活に直結していますので、見逃せない機能だといえるでしょう。
加湿機能
冬場の乾燥は風邪を引きやすくなったり喘息症状が出たりと、猫の健康にもよくありません。もし加湿を検討するときには、空気清浄機との一体型を選ぶのがおすすめです。少し大型にはなるものの、それ以上の場所は取らずにすむからです。
静音機能
1度に大量の空気を吸い込むタイプは空気の清浄機能は高いのですが、どうしても音が高くなりがちです。耳のいい猫には嫌な音かもしれませんし、集合住宅では上下左右に響くかもしれません。
そのような心配があるときは、静音機能や深夜モード機能付きの空気清浄機を探してみるといいでしょう。
まとめ
アレルギーを持つ方にとって必需品ともいえる空気清浄機は、猫のいるご家庭でも活躍します。空気中を舞う細かな猫の毛は室内をほこりっぽくし、アレルギーがなくてもくしゃみや痒みを誘発してしまうからです。
もちろん窓を開けて換気が十分にできる場合は特に必要ないでしょう。しかし窓を開けられない高層マンションや、道路脇など窓を開けにくい立地のご家庭では効果を実感できるのではないでしょうか。