寒い季節は絶対するべき『猫バンバン』とは?寄り付かないようにする対策も

寒い季節は絶対するべき『猫バンバン』とは?寄り付かないようにする対策も

寒い季節に必要になる「猫バンバン」とはどんなものなのでしょうか。実際に「猫バンバン」をすることによる効果はどのくらいあるのでしょうか。本記事では「猫バンバン」のやり方と事故が起きないための対策をご紹介したいと思います。

1.そもそも「猫バンバン」とは?

エンジンルーム内の子猫2匹

「猫バンバン」という言葉を最近よく耳にする方も増えてきたのではないでしょうか。そこでまずは「猫バンバン」という言葉の起源についてご紹介しましょう。

寒くなってくると車のエンジンルームやタイヤの隙間などに猫が入り込む事故が増えてくるようですが、そのような事故を防ぐために、日産自動車が2016年からSNS等での啓発活動を始めたことにより周知されるようになったのが「猫バンバン」です。

エンジンルームに猫がいることに気付かずにエンジンをかけてしまうと、猫がケガをしたり命を落としてしまうこともあります。もちろんエンジンがダメージを受けることもあります。

そのような悲しい事故を防ぐために、事前に「猫バンバン」で猫がいないかどうかを確認したり猫を車から追い出すことで猫の命を救おうという
わけです。

2.「猫バンバン」の正しいやり方

猫バンバン

ではここからは、具体的に「猫バンバン」の方法について説明いたします。

まず、車の下や周りに猫がいないかどうかを目で確認します。その後に車体を軽く揺らしてみたり、ドアを開閉してみたりします。そして車のボンネットやフェンダーを軽く叩きます。

この時に「猫バンバン」という名前の通りに強く叩いてしまうと、音に驚いた猫が余計に奥へと入り込んでしまう危険もあるため「猫バンバン」というネーミングではありますが「コンコン」程度に留めておくのが良いでしょう。

もちろんボンネットなどを叩いてみた時に猫の気配や声がした場合には、実際にボンネットを開けて猫がいないか確かめてください。「猫バンバン」は車の中に入り込んだ猫を追い出すための行動ではありますが、場所によっては猫が自力で出てこられなくなっている可能性もあります。

3.猫を車に寄り付かせない対策

スピーカーと猫

いくら「猫バンバン」が必要だと言っても100%効果があるわけではありません。

猫が車の中に入り込むことによって起きる事故を防ぐために大切なことは、とにかく「猫を車に近づけないようにする」ことですよね。

ホームセンターなどでは猫の忌避剤を購入することができますし、最近では様々な店で猫よけグッズが販売されていますので、それらを活用することも大切です。

また、超音波発生器を使い、猫の嫌がる音を流すのもひとつの方法のようです。ただし、聴力によっては人にもモスキート音が聞こえてしまう可能性もあるそうです。

ちなみに「猫バンバン」が必要なのは寒い季節だけではありません。

雨や暑さをしのぐために車の中に入り込む猫もいますし、一度車の中が快適なことを知ってしまった猫が、「リピーター」として再び入ってしまうこともあるからです。特にこの「リピーター猫」にとって季節は関係ありません。

まとめ

タイヤと車の間の猫

「猫バンバン」は猫の命を守るためにも行ったほうが良いのですが、強く叩きすぎると猫が怯えてしまって逆効果になってしまうこともあるため、ちょっとしたコツも必要です。

また「猫バンバン」をすれば自動的に猫が車の外に飛び出すわけでもないため、実際にボンネットを開けて目視で確認することも大切です。

もちろん車の中に入り込むのは猫だけではありませんが、痛ましい事故を防ぐためには、まず愛車が動物から「居心地の良い隠れ家」という認定をされないようにすることが大切なのかもしれませんね。

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