猫の多頭飼いで特に気を付けるべき配慮4つ 猫同士の様子で注意したいこと

猫の多頭飼いで特に気を付けるべき配慮4つ 猫同士の様子で注意したいこと

タイミングが異なって家族になった場合は、元々住んでいる猫を新入り猫より優先しなければならないことはご存知でしょう。沢山で暮らす場合、その他にも注意をしなければならない点がいくつかあります。

1.空間を確保できているか?

猫ベッドに眠る二匹の猫

猫たちが、それぞれリラックスできる空間を確保できているかはとても重要です。

お互いに2メートル以上の距離を保てているかを目安として、「自由に出入りできる部屋数から1を引いた数」が一緒に暮らせる頭数です。その他キャットタワーやタンスなどの家具を上手に利用して、上下空間を利用することもできます。

優劣関係ができていないか、猫が皆それぞれにリラックスした様子か、手の届かないところに入り込んでいないかなど確認する必要があります。

2.体調管理はできているか?

こちらを向く二匹の猫

各々の個体の体調が分かっていることは大切です。

持病や加齢からくる体調の変化などによって、お世話の仕方が異なります。健康体であっても一頭に感染症や寄生虫などの伝染する病が発症すると、他の猫たちや人間にもうつる危険性が出てきます。

猫同士で喧嘩はないか、猫たちが痒がっていないかなど日々のチェックが大切です。

3.ご飯は同じもので大丈夫?

ご飯を横並びで食べる4匹の猫

年齢や体調によって、皆が同じものを食べられるとは限りません。

成長段階によって必要な栄養素が異なります。そして病気になれば、治療に療法食を使う必要のある個体もいるでしょう。体調に見合わないご飯を食べると健康に大きな影響があります。他のお皿に食指がのびないように注意が必要です。

4.トイレの様子はどうか?

3つのトイレと猫

皆が気持ちよさそうに排泄をできていなければなりません。

必要なトイレ数は「猫の頭数+1」です。2頭と暮らすならば3つが必要トイレ数ということです。排泄物で健康チェックをするため、猫がどのトイレを使っているか確認できること、もしくは使った後にすぐ掃除ができると良いでしょう。

なお、相性が悪い猫同士はトイレを共有することができません。猫たちのストレスを無くすためには排泄状況の把握は必須です。

相性が悪い場合は?

睨み合う二匹の猫

相性の悪さによって猫のストレスが増加し、健康被害を招いてしまいます。

初めて迎える場合は、喧嘩の起きにくい組み合わせにし、必ず避妊去勢手術を行い気持ちを安定させる事が大切です。どのように対処をしても相性が悪い場合は、家の中でテリトリーを分割して生活する、もしくは別々に暮らすという選択肢が必要になるでしょう。

まとめ

同じかごに入っている二匹の猫

猫の多頭飼いで特に気を付けるべき配慮4つ 猫同士の様子で注意したいことについてお伝えいたしました。

相性の良い猫同士の仲良い姿は、私たちをも幸せにしてくれます。しかし、縁もゆかりも無い猫同士が一緒に暮らすのですから最大限の注意が必要です。

猫たちには今までもこれからも、ずっと幸せでいてほしいものです!

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