猫が嫌いな人に絶対しない行動
猫の基本的な性格といえば、マイペースで自分の好きなように行動すること。そのため、猫の自由を尊重しながらも「穏やかに接してくれる人」は安心感があり、猫が懐きやすい人の特徴のひとつとなっています。
一方でその逆のことをする人、例えば猫の体を無理やり拘束したり、大きな声で追いかけ回されたりする人は懐きにくい傾向にあります。それは、本来猫が持っている自分の身を守るための危険を回避する本能的なもの。
人が猫に抱いている気持ちとは裏腹に、安全を確保できなければ猫は距離をとってしまうでしょう。好きな人には自然とできる行動も「嫌いな人」には絶対にしないように警戒しながら慎重に行動をします。
1.ヘソ天
猫は信頼している好きな人の前ではスヤスヤと眠ることができますが、嫌いな人に対しては「何をされるかわからない」という警戒心から無防備な姿を見せることはしません。ましてや猫の急所であるお腹を見せて寝っ転がるようなことはできないのです。
一日の大半は寝ている猫でも、警戒しているときはいつでも逃げられるよう前足を地面につけています。
2.人の膝や体の上に乗る
猫は安心できない人とは一定の距離を保とうとするため、膝の上に乗ることは信頼関係がないと絶対にしない行動です。
しかしこのような大胆な行動をとるのは、猫の性格にもよりけりで、信頼関係があったとしても内気な猫は膝や体に乗らないこともあるでしょう。とくに懐っこく独占欲が強い性格の猫は、自分のテリトリーの一部として飼い主さんの膝の上でまったりと過ごすことが好きなようです。
3.まばたき
猫とのコミュニケーションはアイコンタクトでとることができますが、猫と目が合ったら「じっ」と見つめてしまってはいませんか?
というのも、猫の目を見つめることは「敵視している」というようなネガティブの感情として受け取られてしまい、知らないうちに嫌われる原因を作ってしまっている場合があるからです。
仲良くなりたい猫がいたら、猫と目が合った時にゆっくりと瞬きをしたり、ウインクをしてみましょう。猫に対して「挨拶」や「愛情表現」といったポジティブな意味合いに変わり、猫へ好意を伝えることができます。目を合わせなくても、鼻や口元を見ながらでも十分に効果はありますよ。
猫が安心感を覚えてくれれば、少しずつ距離を縮めることができるでしょう。
猫に嫌われてしまったときの対処法
猫に嫌われてしまったら、警戒心を解くために「無害な人」と認識してもらう必要があります。まだ信頼を得られていない段階でコミュニケーションをとろうとすると距離は遠くなる一方です。
- お世話をきちんとする
- 猫に関心を示さない
- 落ち着いた動作を心がける
ごはんや遊んであげるなどの基本的なお世話はもちろん、猫が近くにいてもスルーすることも重要です。
猫が安心して傍に寄り添うことができるような動作を心がけると猫との距離がいつの間にかグッと縮まるかもしれません。
まとめ
猫好きな人は猫に近くに来てもらいたい一心で猫に構いすぎてしまうことも多いでしょう。しかし猫が持つ本能的な危機管理能力から警戒されてしまい、愛情が裏目に出てしまうことも…。
猫は自由奔放な性格なため、飼主さんに甘えたかったり、遊んでほしかったりすれば自分の好きなタイミングで傍にやって来ます。猫が嫌がることを理解し構いすぎたり、しつこくしすぎないようにすれば嫌われることははないでしょう。
猫の性格によって懐き方は異なるため、それぞれの猫の性格に合わせて信頼関係を築いていくことが大切です。