1. 治療方法
余命宣告をされたら、まず大切なことは病気について知ることです。愛猫が一体どんな病気にかかっているのか、その病気の進行具合や、必要な治療方法は何なのか。
そして、どんな治療方法をしていくか、ということを考えることも大切です。余命宣告をされたとしても、延命治療をして、猫が少しでも生きながらえるようにすることもできます。
また、余命宣告されたことをわかっていない猫に、辛い治療をさせるのであれば、そのときが来るまで穏やかにいつも通り一緒に過ごす、という選択もあります。
愛猫にとって、どれがベストなのかを考えることは非常に難しいですが、飼い主にとって納得のできる選択ができるよう、まずは病気に関する情報を集めてください。
2. 治療に必要なお金
治療方法とともに考えるべきことは、治療に必要なお金についてです。治療には、通院費や投薬代、場合によっては入院費など、さまざまな部分でお金がかかってきます。病気や治療法によっては、かなりの高額となる場合もあります。そのときにその金額を支払うことが可能なのか、事前に確認しておく必要があるでしょう。
ペット保険に加入している場合は、改めてその内容について確認してみてください。保険は医学の進歩とともに補償されるものも変わっていきますので、契約日から時間が経っている場合は定期的に確認しておく必要があります。
治療費をどうやって捻出していくか、お金面についてもしっかりと考えておきましょう。
3. 猫の介護に必要なサポート
猫の治療を始めるとき、普段のお世話や介護について考える必要もあります。飼い主がひとり暮らしか誰か家族と一緒に暮らしているか、それによっても変わってきます。
誰かと一緒に暮らしているのであれば、どんな分担で猫の介護をしていくのか、どのように協力し合えるのかを考え、話し合う必要があるでしょう。
ひとり暮らしであれば、自分ひとりだけで介護ができるのか、それとも誰かのサポートが必要なのかを判断する必要があります。自分ひとりでは難しいのであれば、サポートしてもらえる身内やサポートについて確認をしてみてください。
4. 愛猫とのコミュニケーション
もし、愛猫が余命宣告をされたら、猫に対してどう接していくべきか考える飼い主もいるでしょう。そんなときは、なるべく大切な猫が、普段通りに過ごせるようにできることを考えてあげてください。
飼い主の様子がこれまでと変わってしまうと、変化に敏感な猫がストレスを感じてしまう可能性も否めません。
また、限られた時間の中で、出来る限り猫が喜ぶこともたくさんしてあげてください。甘えん坊な子であれば、たくさん撫でてあげたり、抱っこが好きな子であればたくさん抱っこしてあげたり。愛猫とのスキンシップやコミュニケーションは、飼い主にとってもかけがえのない時間となるでしょう。
まとめ
愛猫が余命宣告をされてしまったら、飼い主にとっては非常に悲しいことだと思います。ですが、悲しいままでは先に進むことはできません。
愛猫に何をしてあげられるか、それを考えることが飼い主の役目となります。猫が少しでも長く、幸せに過ごせるようにしっかりと考えてみてください。