1.まずは見つけたノミを退治する
ノミ退治のポイントは、捕まえたノミを逃がさないこととノミの卵をまき散らさないことです。そのためノミを1匹見つけたら、
- 卵が散るのを防ぐため、ノミを絶対潰さない
- ノミをガムテープではさみ、水に浸けて確実に退治する
この2点を覚えておきましょう。
2.愛猫の体をチェックしよう
次は愛猫のチェックです。まず毛をめくり、黒い砂粒のようなものが点在していないか探しましょう。あればティッシュペーパーに取ってみて、濡らして赤くにじむようならノミのフン!その近くのどこかにノミがいます。
ノミを取るにはシャンプーやノミ取りコームでもいいのですが、確実に退治するにはノミ取り薬がおすすめです。猫の体調や皮膚の状態を見てもらうためにも、1度病院へ連れて行き、愛猫に合ったノミ取り剤を処方してもらいましょう。
そしてノミのフンをシャンプーで洗い流すのは、ノミ取り剤使用後数日経ってから。それより早いと薬効が半減するので、ここは我慢のしどころです。
3.隠れたノミや卵を排除する
ノミ取り薬で愛猫についているノミの成虫は退治できますが、寝床などに落ちてしまった卵やさなぎは死にません。そのため以下のような方法で、ひと月ほどかけて丁寧に駆除します。
- 丁寧に掃除機をかける
- 粘着クリーナーでコロコロする
- 卵やさなぎは熱に弱いので、可能なものは乾燥機やアイロンを使う
- 殺虫剤や燻蒸剤を使う(必要なら2週間ほどおいてもう1度)
ノミ侵入の防御策
もし完全室内飼いなのにノミがいたら、それは例えば散歩後の同居の犬や飼い主さんの庭仕事後の服や靴にノミや卵をつけてきたのでしょう。また古い建物の場合は、侵入してきたネズミが巣を作り、ノミをばらまいていることもありえます。
しかし基本的には猫を外に出さず、月に1度のノミ取り薬さえ忘れなければ大きな問題は起こらないはず。ただネズミがいる場合には、ネズミのすみかごと駆除しなければ解決しません。もしネズミの気配もするようなら、ぜひ専門業者にお願いしてネズミの駆除を行いましょう。
まとめ
猫を外に出していなくても、同居の犬や飼い主さん自身がノミや卵を持ち込むこともあり得ます。しかし仮にノミを発見しても、ダニ兼用のノミ予防薬を月に1度使っていれば、それほど慌てる必要はありません。
ポイントは見つけたノミを、卵を飛び散らせないよう潰さず退治することです。そして万が一卵やさなぎがいることを考えて、しばらくは掃除をうんと頑張りましょう!