1.子猫が行けないところに行けるようになったとき
階段を当たり前のように登ってくるようになったとき、ジャンプして棚や冷蔵庫に飛び乗ったとき、カーテンレールで綱渡りを始めたとき、子猫の成長を感じます。
世話した時期が早いほどその成長を感じるもの。嬉しい反面、同時に「そんなに急いで大きくならないで」と願う瞬間かもしれませんね。
2.乳歯が落ちているのを見つけたとき
生後3ヵ月かけて生えた子猫の乳歯は、さらに3ヵ月かけて永久歯に生え換わります。歯のほとんどが飲み込まれ失われてしまいますが、奇跡的に床に落ちていることも!
噛まれたときに乳歯の針のような痛さが薄れることでも、永久歯になったことは分かります。しかし確実な成長の証しを目にすることは、お宝感も加わってやはりとても嬉しいものです。
3.簡単な遊びでは満足しなくなったとき
以前はおもちゃ1つで何時間でも遊んでいたのに、今はすぐに飽きてしまう。さらにおもちゃの動かし方が悪いと食いつかないし、その上「またそれ?」というような顔をする。
おもちゃに飽きるのも立派な成長の証しですが、猫の賢さに追いつけなくて飼い主さんとしてはちょっとため息が出てしまうのではないでしょうか。
4.お願いごとをするようになったとき
お願いすれば飼い主さんが望みを叶えてくれることを学んだ猫は、いろいろ工夫をし始めます。飼い主さんの口調を真似て「にゃあん(ご飯)」と鳴いてみせたり、お皿の前にきちんと座って見上げてみたり。
他にも「ベランダに出たい」「このおもちゃで遊ぼう」「ここにあるおやつが食べたい」など、それぞれの猫がそれぞれの方法で飼い主さんにアピールします。そのアプローチ方法の豊かさ面白さは、長年一緒にいなければ味わえない唯一無二の宝ものです。
5.年下の子をあやしていたとき
猫は子猫には比較的寛容で、始めは威嚇してもいつの間にかお世話していることがよくあります。猫によっては人間の赤ちゃんにも同じ事をするようです。お守りの間は、上に乗られても毛を引っ張られてもしっぽを踏まれてもじっとガマン!
その忍耐強く優しくあやすお兄ちゃんお姉ちゃんぶりを見ると、「知らないうちにこんなにおとなになって!」と感動してしまいます。
まとめ
猫の体の成長スピードは早く、歯が抜けた、タワーに登ったと一喜一憂して1歳を迎えると、その宝もののような時間は終わりを告げます。
しかしそれからは心の成長の時間です。猫は生活の中でいろいろなことを覚え、いろいろな姿をみせてくれます。まだまだ他にもありますから、どうか見落としませんように!