猫が『口笛』を吹くと反応する理由4選!実はストレスになることも

猫が『口笛』を吹くと反応する理由4選!実はストレスになることも

口笛を聞いた猫は、嬉しそうにする、興味を持って近くにくる、甘えてくる、怒る、噛み付く、怖がるなど個体によって様々な反応をするようです。それでは、詳細を見ていきましょう。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

1.聴覚が優れているから

音に反応している猫

口笛を吹くと、ビクッとしたように反応することが多いようです。

猫の五感は全て素晴らしいのですが、中でも聴覚が圧倒的に優れています。500Hzくらいの低周波は、猫も人間も聞こえる音に大差はありません。しかし高周波においては猫は85000Hz、犬は50000Hz、人間は25000Hzまで聞こえると言われます。このことから猫の聴覚は人間の数倍であることが分かります。

猫の首輪に鈴をつけると、体調を崩してしまうのはこの理由からです。口笛も、鈴のような周波の音として捉えられ、不快さを感じてしまう猫が多いのかもしれません。

2.子猫の声に似ているから

目をつぶりながら鳴く猫

子猫が出す声にトーンが似ているため、好意的に口笛の音を感じている猫もいるようです。

猫界では、鳴くというコミュニケーションはほぼありません。人間と暮らすようになってから人に対して行うようになったと言われています。しかし子猫時代は、親猫に鳴いて要求をしていました。

親猫と思って甘えるサイレントニャーは実は高周波のため人間に聞こえていないだけなのです。

3.大好きな人間が出す音だから

口笛を吹く男性

興味を持っている人間がしている行為のため、反応することがあります。

好きな人間が吹いているので興味を持つ、もしくは口笛を吹いている人からおやつをもらったなどイメージの良い体験を元に好意的に感じている場合もあります。

ただし、知らない人や苦手な人が口笛を吹くと嫌がられます。

4.聴覚原性反射発作による

目を開けながら横になる猫

一種の甲高い音が聞こえてくると、身体の動きが突然止まったり、けいれんなどの反応が表れることがあります。

聴覚原性反射発作と言われ、15歳〜19歳の猫に見られることがあるようです。コンピュータのキーボードを打つ音、アルミホイルを縮める音、金属製のスプーンでお皿を叩く音などがあげられます。口笛も、一種の甲高い音の一つとして考えられている可能性があります。

まとめ

寝転びながら驚く猫

猫が『口笛』を吹くと反応する理由4選!実はストレスになることもについてお伝えいたしました。

口笛はストレスになってしまうため、猫には吹かない方が良いですね。猫の体質や身体の特性を知り、今以上に猫の生活を健康的に保ちましょう。

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