1.聴覚が優れているから
口笛を吹くと、ビクッとしたように反応することが多いようです。
猫の五感は全て素晴らしいのですが、中でも聴覚が圧倒的に優れています。500Hzくらいの低周波は、猫も人間も聞こえる音に大差はありません。しかし高周波においては猫は85000Hz、犬は50000Hz、人間は25000Hzまで聞こえると言われます。このことから猫の聴覚は人間の数倍であることが分かります。
猫の首輪に鈴をつけると、体調を崩してしまうのはこの理由からです。口笛も、鈴のような周波の音として捉えられ、不快さを感じてしまう猫が多いのかもしれません。
2.子猫の声に似ているから
子猫が出す声にトーンが似ているため、好意的に口笛の音を感じている猫もいるようです。
猫界では、鳴くというコミュニケーションはほぼありません。人間と暮らすようになってから人に対して行うようになったと言われています。しかし子猫時代は、親猫に鳴いて要求をしていました。
親猫と思って甘えるサイレントニャーは実は高周波のため人間に聞こえていないだけなのです。
3.大好きな人間が出す音だから
興味を持っている人間がしている行為のため、反応することがあります。
好きな人間が吹いているので興味を持つ、もしくは口笛を吹いている人からおやつをもらったなどイメージの良い体験を元に好意的に感じている場合もあります。
ただし、知らない人や苦手な人が口笛を吹くと嫌がられます。
4.聴覚原性反射発作による
一種の甲高い音が聞こえてくると、身体の動きが突然止まったり、けいれんなどの反応が表れることがあります。
聴覚原性反射発作と言われ、15歳〜19歳の猫に見られることがあるようです。コンピュータのキーボードを打つ音、アルミホイルを縮める音、金属製のスプーンでお皿を叩く音などがあげられます。口笛も、一種の甲高い音の一つとして考えられている可能性があります。
まとめ
猫が『口笛』を吹くと反応する理由4選!実はストレスになることもについてお伝えいたしました。
口笛はストレスになってしまうため、猫には吹かない方が良いですね。猫の体質や身体の特性を知り、今以上に猫の生活を健康的に保ちましょう。