1.「ねぇねぇお願い!」
- ご飯ちょうだい
- 抱っこして
- お膝に乗せて
- (このおもちゃで)遊ぼうよ
など、飼い主さんにお願いごとがあるとき、猫はソフトタッチで触れてきます。気付いてもらうためですが、そうすると飼い主さんが喜ぶことも猫はちゃんと分かっているようです。
こんな可愛いお願いはなかなか断りづらいものですが、しかしいいなりは要注意!ダメなときにはきっぱり「ダメ!」と拒否する態度も必要です。でなければ「朝ご飯ちょうだい」のお願いタッチが朝5時、4時、3時とだんだん早くなっていきます。
2.「これしてくれない?」
1.がお願いの基礎編なら、こちらは応用編です。年を重ねると、猫はソフトタッチにさらに色々な意味を付け始めます。
- トイレを掃除してくれない?
- こたつの布団をめくってよ
など、長年の積み重ねがなければできない・分からない年季の入った「お願いごと」です。高齢猫ではできなくなったことをお願いする場合も多いので、そんなときはできるだけすぐに願いを叶えてあげましょう。
3.「ちょっと止めてくれないかな…」
無理に抱っこしたときなどに、眩しそうな顔で前肢をそっと伸ばしてくることがありますが、このソフトタッチは「止めて」のサイン。飼い主さんが行き過ぎてしまったときの合図です。
これに気付かず同じことを続けていると、タッチがパンチになったり噛みついたりに変化します。もしこの可愛いお断りサインがでてしまったら、猫の不快さを汲み取ってすぐに解放してあげましょう。
4.「行かないで・そばにいて」
トイレに行こうと腰を浮かすと、側にいた愛猫の前肢がぎゅーんと伸びてくる。これは「どこ行くの?行っちゃいやだ」のサインです。嬉しさに思わず再度座り直してしまいますが、おかげで毎回トイレを死ぬほど我慢する羽目に陥ります。
しかしそんなときには猫の目を見ながら優しく「待っててね」といいましょう。これを毎回繰り返すと、じきに猫は置いてけぼりは一時的だと理解して、そのまま待つようになってくれます。
まとめ
人間からすると可愛くて仕方ない仕草の1つ「ソフトタッチ」。つい可愛さにばかり目がいってしまいますが、猫からすると飼い主さんとお話するために一生懸命考え出した方法の1つです。
そのおしゃべりに人が正しく応じるには、少し時間と経験が必要かもしれません。しかし猫は何度も話しかけてくれます。じっくり聞いて、さらに仲良しになってあげてくださいね。