猫のしっぽがピーンと立つのは子猫時代の名残り
母猫は子猫が生まれると、肛門を舐めて排泄を促します。
このとき子猫はしっぽを立てることを覚え、母猫に接する際にしっぽを立てるようになります。
また母猫と子猫が狩りにでかけるとき、母親も子猫もしっぽをピンと立てて歩きます。
しっぽをピーンと立てて歩くことでしっぽが目印となり、狩りの最中に母猫と子猫がはぐれないようにしています。
猫のしっぽがピーンと立つときってどんな気持ち?
猫と一緒に暮らしていると、猫がしっぽをピーンと立てている姿をよく見かけます。
猫がしっぽをピーンと立てているとき、一体どのような気持ちになっているのでしょうか?
1.飼い主に好意を伝えている
猫がしっぽをピーンと立てて体をこすりつけてきたり、高い声で鳴いているときは「大好きだよ~」「甘えたい!」「かまって」など、飼い主に好意を伝えています。
そんなときには、撫でてあげる・声をかける・遊んであげるなど、思いっきり構って甘やかしてあげましょう!
2.空腹など何かを訴えている
台所に立って作業をしていると、猫がしっぽをピーンと立てて、甘えたような声で鳴きながら足元にすり寄ってくることありませんか?
これは「お腹が空いたよ~」「ご飯ちょうだい」と、空腹を訴えています。
このように猫がしっぽをピーンと立てているときは、何かを要求していることもあります。
3.不安や恐怖を感じている
猫がしっぽを大きく膨らませてピーンと立てている場合は、不安・恐怖・怒りなど、負の感情を感じています。
しっぽ以外にも、全身の毛が逆立つ・耳を後ろに倒す・低い声で鳴いているのであれば、気が立って攻撃的になっている可能性があります。
触ると噛まれたり引っかかれる危険性があるので、そっと見守ってあげましょう。
まとめ
猫のしっぽの動きは、猫の感情を知るための大切なポイントです。
猫がしっぽをピーンと立てているときは、飼い主に甘えているなど好意を伝えていることが多いです。
しかし場合によっては、空腹など何かを訴えていたり、恐怖や不安を感じている可能性もあります。
猫のしっぽがピーンと立っているときには、猫の行動や表情も注意深く観察してみましょう。