青は猫の一般的な目の色とされていない?

猫の目の色の一般的な分類は「グリーン」「ヘーゼル」「アンバー」「カッター」の4種とされ、青は希少な色に分類されています。
目の色というのは、いわゆる「瞳」の色で「虹彩」(こうさい)ともいわれます。上の4色の目を持つ猫の虹彩には、メラニン色素が多くあるため黄色~黒に見えるのです。
いっぽう青い目の猫の虹彩にはメラニン色素がほとんどないので、届いた光のうち赤系の色は吸収され、青い色だけを跳ね返してくれるというわけです。青い色素を持っているわけではないのです。
青い瞳を持つ猫は10種以上!

写真のラグドールをはじめ、青い瞳を持つ猫は10種以上います。今後はもっと増えるかもしれません。代表的な品種をあげてみましょう。
長毛種
- ラグドール
- バーマン
- ターキッシュバン
- バリニーズ
- ヒマラヤン
短毛種
- スキフトーイボブテイル
- カラーポイントショートヘア
- シャム
- オリエンタル
- トンキニーズ
長毛種も短毛種もいる品種
- オホサスレス
青い瞳を持つ長毛種の性格と特徴

ここからは、品種別にどんな猫なのかみていきましょう。
1.ラグドール
人形やぬいぐるみに例えられる、愛らしい姿をしています。ラグドールの瞳は「サファイヤブルー」と特別に呼ばれるほどの色をしています。
優雅で愛くるしい見た目とは違って、とても好奇心旺盛でやんちゃな性格をしています。人に慣れやすく「誰に抱っこされてもおとなしくしている」という飼い主さんの感想をよく聞きます。
2.バーマン
バーマンも瞳の色が「サファイヤブルー」です。バーマンの祖先の猫はミャンマー原産で、故郷では僧侶を守った伝説もあり、神秘的な雰囲気を持っています。
性格は比較的温厚です。人懐こくて家族が大好きで、飼い主さんのすることをまねようとすることもあります。元気よく遊び、ほかの猫と比べても運動量は負けません。
3.ターキッシュバン
トルコ原産で、白い体の頭と尻尾だけにポイントがあるというバン・バイカラーをまとっています。ブルーのほかに、左右の目の色が違う「オッドアイ」になることもあります。
ターキッシュバンの被毛は水をよくはじき、水を怖がらず泳ぎが得意なことで知られます。猫は水が苦手なのが普通ですから、優秀な性質ではあります。とはいえ家庭では、お風呂やトイレなどでいたずらされないように気を付ける必要があります。
独立心の強い自由奔放な性格ですが、飼い主さんの言うことはよく聞ける賢い面も持っています。
4.バリニーズ
バリニーズはシャムから生まれた長毛種です。姿はまさにシャムの被毛を長くしたイメージでとても上品で豪華です。
シャムと基本は同じ性格で警戒心の強い一面を見せることがあります。それと同時におしゃべりで甘えん坊です。そのため飼い主さんの行くところに付いていくことの多い猫です。おしゃべりといっても、声は大きくありません。
5.ヒマラヤン
ペルシアとシャムの交配種です。ペルシアの体にシャムのポイントカラーを施したといった風情です。しかも筋肉質なため全体が丸っこく、ふわっとしています。筋肉のせいか一般的な成猫が4~5kgだとすると、ヒマラヤンは6kgくらいになることがあります。
性格はマイペースで、のんびり屋さんです。おしゃべりもあまりなく声も小さめです。
青い瞳を持つ短毛種の性格と特徴

1.スキフトーイボブテイル
スキフトーイボブテイルはシャムに似た猫ですが、世界最小の猫といわれオスの成猫で体重が2kgほどにしかなりません。シャムが祖先ですが警戒心が薄く環境に慣れやすいとされ、性格はおっとりしています。
2.カラーポイントショートヘア
カラーポイントショートヘアはアメリカ出身でカラフルな明るいポイントカラーの被毛と青い目の対比がきれいな猫です。性格は少し神経質なところを除けば、人ともほかの動物とも仲良くできる社交性も持っています。
3.シャム
青い目をいっそう引き立てる美しいポイントカラーを持ち、体つきは無駄のないシュッとしたラインが特徴です。
ある程度の警戒心も持っているので、人に慣ないように見えることがあります。しかし、実際は快活かつ甘えん坊で、しぐさが子犬に例えられることさえあります。
4.オリエンタル
オリエンタルはシャムの交配種で、一目見て気が付く大きな耳が特徴です。ポイントの色と場所はシャムによく似ています。
性格は、シャムの良いところを全部持っているといえるほど賢くて優しく社交的です。そして甘え方も上手で、飼い主さんが夢中になってしまうような愛情アピールが特徴です。
5.トンキニーズ
トンキニーズもシャムの遺伝子を持ちます。交配種のためカラーが豊富で、ポイントカラーにはチョコレート、シャンパン、ライラック、ナチュラル、ブルーなどがあります。ポイントカラーのない場合もあります。
シャムの活発なところを受け継ぎ、とても遊び好きです。成長してからも仔猫のようなしぐさで遊びを誘ってくる様子は、猫好きにはたまらないものです。
青い瞳を持つその他の猫の性格と特徴

スペイン語で「青い目」の意味を持つ名前のオホサスレスには、短毛と長毛がいます。
目はブルーといっても、濃いものから明るいものまで幅があります。被毛の色も多彩で「これだ」とは決まっていず、ブルーの目を持つ大型の猫をすべてそう呼ぶことになっています。というのは生まれたのが1984年とまだ品種としては歴史が浅いからなのです。
感受性が強く良く動く運動好きです。人にも甘えて懐きやすい性格です。
まとめ
ところで写真でたまに目にするキトンブルーですが、品種に関係なく仔猫時代のどの猫にも現れる青い瞳のことを言います。キトンブルーは大人になると本来の色に変わっていきます。
大人になっても目の青い猫は、よく警戒心が強いと言われます。しかしいったん信頼関係を築けば、甘えん坊で飼い主さんべったりの性格になることも少なくありません。そうなってしまえば、一緒に過ごすことは飼い主さんにとって無上の喜びとなるでしょう。