『幸福度が高い猫』だけがすることとは?10の仕草・行動をチェック!

『幸福度が高い猫』だけがすることとは?10の仕草・行動をチェック!

猫は、主に耳、ヒゲ、尻尾、被毛、姿勢などを使って私達飼い主ともコミュニケーションを図っています。愛猫をよく観察していると、その仕草や行動からも猫の気持ちを汲み取ることができます。できれば、愛猫にはできるだけ幸せに暮らしてもらいたいというのが、飼い主さんに共通の願いでしょう。今回は、幸福度が高い猫だけがする仕草や行動をご紹介します。

幸福度の高い猫とは

遊ぶ猫

私達が「幸福」だと感じるのは、「今この瞬間が心地良い」と感じられる時と、辛かった経験や他者の状況と比較して「あの時、または○○という状況と比べれば幸せだ」という2つのパターンがあるように思います。

一般的に、猫の知能は人間の2〜3歳レベルだといわれていますので、過去の自分や他の猫と今の自分を比較することはあまりないでしょう。つまり、心地よさを頻繁に感じている猫が、幸福度の高い猫だといえそうです。では、猫にとって「心地良い」とはどういう状況でしょうか。

猫はとても警戒心が強く、個体差はありますが総じて臆病な面が多いです。猫にとっては、「安心」していられて「満ち足りている」と感じられる状況が、心地良い状況だといえるでしょう。

今回は、このように幸福度の高い猫が私達に見せてくれる仕草や行動をご紹介します。愛猫の様子をよく観察して、愛猫の幸福度がさらに高まるように工夫してみてください。

幸福度の高い猫だけがする仕草や行動

撫でられる猫

1.喉を鳴らす

猫が喉をゴロゴロと鳴らすのは、「リラックスしている」「甘えて何かを要求している」「強いストレス下にいる」時だと言われています。個体差はありますが、落ち着いた状態の時にうっとりとした表情で、比較的小さめのゴロゴロ音を出している時は、リラックスしていることが多いようです。

ストレス下の場合は音が大きめになる等、リラックス時や甘えている時とは少し様子が変わるので、状況を見て判断しましょう。

2.尻尾をまっすぐ上にピンと立てる

尻尾をまっすぐ上にピンと立てるのは、授乳期の子猫が母猫にお尻を舐めてもらって排泄していた行動に由来しているといわれています。成猫になってから尻尾をまっすぐ上にピンと立てている時は、相手に友好の気持ちを示しています。

愛猫が尻尾をまっすぐ上にピンと立てて近付いてきたり、後をついて来たりする時は、信頼している飼い主さんに対する愛情を示していると考えられます。

3.体の側面を擦り付ける

脚にニオイをつける猫

愛猫が飼い主さんの足元等に来て体の側面を擦り付けるのは、自分のニオイをつけたり、自分と飼い主さんのニオイを混ぜて仲間のニオイを作り出したりするためで、飼い主さんが縄張りを共有する信頼できる仲間だからこその行為です。

4.仰向けになりお腹を見せる

骨に守られていないお腹は、猫にとっての弱点です。それなのに、目の前で仰向けになってお腹を見せてくれるという行為は、飼い主さんに全幅の信頼を寄せいている証です。お腹を見せながら体をくねらせている時は、飼い主さんを遊びに誘っています。

5.顔や手足、髪などを真剣に舐める

多頭飼いで仲良く暮らしている猫達は、お互いに体を舐めて毛づくろいをし合います。愛猫が飼い主さんの顔や手足、髪などを真剣に舐めるのも、飼い主さんに毛づくろいをしてくれているのだと考えられます。お返しに、撫でたりブラッシングをしてあげると良いでしょう。

6.体の柔らかい部分を前足で何度も揉む

お腹に乗る猫

子猫は母乳の出を良くするために、前足で母猫の乳腺を刺激します。その名残で、飼い主さんのお腹や胸などの柔らかい部分を、前足で何度も揉むような仕草をすることがあります。この行動も、飼い主さんのことを母猫のように信頼し、甘えているという証です。

7.じっと見つめる

猫の目をじっと見つめるのはけんかを売るサインなので、やってはいけないといわれています。しかし飼い猫が飼い主さんのことをじっと見つめている時は、親愛の気持ちから来ていて、飼い主さんの行動を観察しています。

8.飼い主さんと一緒または近くで寝る

寝ている時は無防備になるため、安全な場所で眠ろうとするのが本能です。夜になると飼い主さんの布団の中に潜り込んで一緒に、またはすぐ近くで寝る猫は、飼い主さんを心から信頼していて、飼い主さんの側が最も安全で落ち着ける場所だと考えている証です。

9.頭をコツンとぶつける

頭をコツンとする猫

猫は嗅覚が発達しているため、ニオイの情報をとても重要視しています。猫同士の交流も、自分たちのニオイを使って行います。猫の顔や頭にはそのニオイを出す臭腺がたくさんあります。

猫が飼い主さんに近寄ってきてコツンと頭をぶつけるのも、自分のニオイを飼い主さんにつけたり、自分と飼い主さんのニオイを混ぜて仲間のニオイを作り出したりする、愛情表現の行為です。

10.人には聞こえない高音で鳴く

猫が聞き取れる音の周波数は幅が広く、特に高音は人が聞き取れないような周波数まで聞き取れます。時々、猫が口を開けて鳴いているように見えるのに、声が聞こえないことがあります。それは、人間には聞き取れない高音で鳴いているのです。

これは子猫が母猫に甘える時の鳴き方で、飼い主さんのことを母猫のように信頼している証だと考えられています。

まとめ

仰向けに寝る猫

猫の感情を完璧に理解することは難しいです。しかし、それは人間同士のコミュニケーションでも同じことですよね。

相手のことをよく観察し、できるだけ相手の立場に立って考えることで、なるべく相手の気持を汲み取ってあげる。その努力の積み重ねが、お互いの間に信頼関係や親愛の感情を作り出すのだと思います。

今回は、幸福度の高い猫だけが見せる仕草や行動をご紹介しました。できるだけ愛猫の立場に立って考え、生活環境などを心地よいものにしてあげることで、愛猫の幸福度の向上を図ってあげましょう。

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