猫の『成長スピード』はどれくらい?人間とは違う年齢の数え方や寿命・長生きの秘訣など5つ

猫の『成長スピード』はどれくらい?人間とは違う年齢の数え方や寿命・長生きの秘訣など5つ

技術が進化する速さを表す表現としてドッグイヤーという言葉があります。キャットイヤーという言葉はありませんが、猫の成長スピードも人と比べると速く、愛猫を人間の年齢に換算してみたら、いつの間にか自分を超えていたという飼い主さんも少なくないでしょう。猫の成長スピードや年齢に関する雑学と共に、愛猫を長生きさせるための秘訣などをご紹介します。

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1.猫の成長スピード

子猫の成長

動物の寿命は種によって異なりますが、哺乳類ならどの動物でも、一生の間に打つ心拍数は20億回なのだそうです。そう考えると、ネズミもネコもヒトもゾウも、その寿命に関わらず、一生を生ききる感覚は同じなのかもしれません。

とはいえ、やはり愛猫と一緒に暮らしている方は、猫の年齢を人間年齢に換算したくなるものです。「人間だと50歳近いのだから、健康管理に気をつけないと」など、愛猫の身になって考えやすくなるからです。

猫は最初の2年で急速に成長し、それ以降は人間年齢の4歳分ずつ歳を取っていくというのが一般的な考え方です。アメリカ動物病院協会(AAHA)とアメリカ猫医療専門家協会(AAFP)のガイドラインでは、生後0ヶ月から2歳までの猫の年齢と人間の年齢の関係を下記のように示しています。

0〜1ヵ月 = 0〜1歳
2〜3ヵ月 = 2〜4歳
4ヵ月 = 6〜8歳
6ヵ月 = 10歳
7ヵ月 = 12歳
12ヵ月 = 15歳
18ヵ月 = 21歳
2歳 = 24歳

また2歳以降の猫は、下記の計算式で人間年齢に換算できます。

人間年齢 = 24 + (猫の年齢 - 2) × 4

2.猫のライフステージ

子猫

前述のガイドラインでは、猫のライフステージを6つに分けています。

子猫期(0〜6ヵ月)

人間の0〜10歳にあたる時期で、非常に好奇心旺盛な時期です。特に生後2〜9週齢の頃は社会化期と呼ばれ、猫として人間社会の中での暮らしに順応するためのさまざまなことを学ばせるのに適している時期です。

青年期(7ヵ月〜2歳)

人間の12〜24歳にあたる時期で、他の猫と遊ぶよりも単独で行動することを好むようになり、徐々に猫らしい面が出てきます。

成猫期(3〜6歳)

成猫

人間の28〜40歳にあたる時期で、まさに猫盛りといえる時期です。ストレスなく過ごせるよう、猫の習性に見合った環境を整えてあげましょう。

壮年期(7〜10歳)

人間の44〜56歳にあたる時期で、睡眠時間が増える、運動量が減るといった兆候が少しずつ見え始めます。

高齢期(11〜14歳)

人間の60〜72歳にあたる時期です。多くの猫が変形性関節症や慢性腎臓病を発症しています。老化のサインも顕著になってきます。体の状態に合わせて積極的に環境を見直していきましょう。

老猫期(15歳以上)

人間の76歳以上にあたる時期です。寝たきりになる、認知症を発症するといったこともあり、介護が必要になるケースもあります。

3.猫の平均寿命

日本の猫

ペット関連の一般社団法人が2021年に行った調査では、猫全体の平均寿命は15.66歳で、2010年と比べて、1.30歳寿命が延びたという結果でした。

また、家の外に出ない猫の平均寿命は16.22歳、家の外に出る猫の平均寿命は13.75歳という結果も出ており、完全室内飼いにするか否かが猫の平均寿命に大きな影響を与えていることが分かります。

4.猫の長寿記録

スフィンクス

ギネスブックで認定されている世界最高齢の長寿猫は、アメリカテキサス州に住んでいたクレームパフという名の猫です。38歳3日で亡くなりました。また同じ飼い主が同じ頃に飼っていた、グランパ・レックス・アレンという名のスフィンクスも長寿で、34歳で亡くなりました。

5.愛猫を長生きさせる秘訣

タワーの上の猫

環境

猫はとても縄張りにこだわりを持っています。猫にとっての縄張りは、飼い主さんと一緒に暮らす家の中です。飼い主さんの家ですが、猫にとっても安心できる環境であることが求められます。

大切なポイントは次の通りです。

  • 安心して寛げる寝床と身を隠せる狭い場所
  • 部屋を見渡せる高い場所
  • きれいなトイレ
  • 自由に爪をとげる場所

食事

猫のライフステージと健康状態に合った栄養バランスの良質な食事を、適量だけ与えます。肥満はあらゆる病気のリスクを高めるため、体重もコントロールしましょう。また、いつでも新鮮な水が飲めることも必要です。

運動

猫は生まれつきのハンターです。1日15分でもいいので、体を動かす時間を作ります。飼い主さんがおもちゃを上手に動かして狩りごっこをさせることで、狩猟本能を満たし、必要な運動量も確保できます。

健康管理

猫と獣医師

愛猫の健康管理の基本は、飼い主さんによる毎日の観察とチェックです。行動、食欲、飲水量、排泄の回数や量と状態、体重などの変化を見逃さないようにしましょう。また、爪切りやブラッシング、歯磨きなどの日々のお手入れを通して、愛猫の体を隅々まで触り、異常の有無を確認しましょう。

かかりつけの動物病院

動物病院の獣医師や看護師は、病気や怪我の治療をするだけではなく、日々のお手入れ方法や健康管理のポイントを教えてくれたり相談に乗ったりなど、困った時に頼れる存在です。懇意にできるかかりつけの動物病院を作っておきましょう。

そのためにも、成猫期までは年1回、壮年期以降は年2回以上の健康診断を受けさせましょう。健康時の状態を継続的に把握でき、病気の早期発見にも繋がります。

まとめ

上を見上げる子猫4匹

日々の健康管理などを考えると、毎日続けるのは大変そうだと尻込みしてしまうかもしれません。しかし、習慣化してしまえば大して苦にはなりません。

毎日、愛猫とのスキンシップを図りながら、楽しくしっかりと愛猫の健康で快適な暮らしをサポートしていきましょう。

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