1.話しかける
飼い主さんは朝起きた時の「おはよう」から夜寝る前の「おやすみ」まで、猫と自然に会話をしていることが多いそうです。実はこれが大切なことなんですよね。
迎えられたばかりの猫は知らない場所や人に緊張していますし、隠れてしまうことも多いでしょう。しかし飼い主さんが話しかけ続けることで「気に掛けてもらえている」と感じることもあるようです。また飼い主さんの優しい声のトーンに次第に安心感を得られるのだとか。
人間同士でも会話はとても大切なことですが、猫にとっても飼い主さんから話しかけてもらえるのは嬉しいことのようですね。
2.猫の嫌がることをしない
猫は好き嫌いがはっきりとしています。そのため嫌なことをされるとそのことをしっかりと記憶し、次に同じことをされそうな気配を察するだけで隠れたりもしてしまうそうです。できるだけ猫の嫌がることはしないようにすることも信頼してもらうためには必要なことだと言えるでしょう。
もちろん爪切りや動物病院への受診など、猫が「嫌だ」と訴えてもしなければいけないケアもありますが、例えば「大きな声や音」を怖がる猫に対しては静かに行動するなどといった配慮も必要です。
あまりに生活音が大きいと猫を怖がらせてしまうこともあるため、愛猫の苦手なことをしっかりと理解してあげることが大切だということですね。
3.猫のしたいことを最優先させる
猫はその昔「寝子」とも言われていた…という話があるように、とにかくよく寝ますよね。そんな時に写真を撮りたくなったり撫でたくなったりすることもありますが、そこはグッと我慢してあげてください。
猫にとっては「寝るのを邪魔された」と感じて嫌な気持ちになってしまう場合も。人間だって気持ちよく眠っているところを邪魔されるのはあまり良い気分ではないですよね。それは猫にとっても同じことです。
そのため、猫が寝ている時には構わずそっとしておいてあげたり遊びに誘ってきた時には遊んであげるなど、猫の気持ちを優先してあげることが「心を通わせる」ためには大切なことだと言えるでしょう。
まとめ
中にはフレンドリーな性格の子もいますが、猫は基本的に警戒心が強いため「どんな猫とも初対面でいきなり仲良くなる」のは難しいのですが、気長に接することで心を通わせることは可能です。
また心を通わせるのに大きなきっかけを必要とすることもあります。筆者宅の猫の中にもそれまでは一番大好きな家族以外には塩対応だったけれど、その人が突然入院することになってしまったことをきっかけに筆者を頼りにしてくれるようになった子がいます。
猫も「自分が辛い思いをしている時に支えてくれた人は頼りになる」と感じるのでしょうか。猫の性格によっても「この人は信頼できる」と感じるきっかけは様々だと思いますが、大好きな猫と仲良くなれたらとても嬉しいことですね。