1.エネルギーをもて余している
猫の1日の睡眠時間は12~16時間。1日の3分の2は寝ていることになります。何とも羨ましい限りですよね。
猫は野生時代、単独で狩りをしていた動物。
体力温存のため、日中は体を休めて過ごしていた名残です。
飼い主さんが日中仕事で家を空けることが多いと、昼寝の時間が長くなり、エネルギーをもて余してしまいます。
「夜中の大運動会」なんて言われるように、夜中に大暴れするのも仕方ないかもしれませんね。
2.お腹が空いている
活発で食欲旺盛の猫は、すぐにお腹が空いてしまいます。
飼い主さんの枕元に来ておねだりをしたり、大声で鳴いたりしてアピールすることがあるでしょう。
お腹が空いて満たされるまでは寝てくれないことがあるかもしれません。
3.発情期
猫の発情期は、2~4月と6~8月にピークを迎えます。
季節により発情するのはメス猫だけで、オス猫はメス猫のフェロモンや鳴き声に誘発されて発情します。
そのため、避妊・去勢手術をしていない猫は、夜に「わおーん」と低く大きな声で鳴くようになります。
発情期は、ソワソワして落ち着かず、寝てくれなくなってしまうのです。
4.細かく睡眠をとるため
睡眠には、浅い眠りである「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」があります。
私たち人間は、日中に活動したあと、夜に6~8時間の睡眠をまとめてとります。
この時間内にレム睡眠とノンレム睡眠とが1~2時間かけて入れ替わるのです。
しかし猫は、24時間を通して、レム睡眠とノンレム睡眠を細かく繰り返します。
野生時代、いつ敵に襲われるかわからない緊張状態であったため、いつでも起きられる体勢を整えているのでしょう。
夜寝てくれないのは、寝たと思っても度々目を覚まし、活動することがあるためです。
対策は?
規則正しい生活をする
猫は、基本的には飼い主さんの生活リズムに合わせて過ごします。
また、猫は体内時計がしっかりしているため、飼い主さんが規則正しい生活を送れば猫も合わせてくれるようになります。
1人でも退屈しないようにする
飼い主さんが日中家を空けて遊んであげられない場合は、1人でも楽しめるオモチャなどを用意しましょう。
オヤツを入れた知育トイでも、猫が楽しみながらオヤツを探せるため、退屈しないかもしれません。
落ち着ける場所を用意する
猫が熟睡出来るよう、落ち着ける場所を用意してあげることも大切です。
猫は暗く静かな場所や高い場所を好むため、暗い場所にベッドを置いたり、キャットタワーを設置するのも有効です。
まとめ
いかがでしたか?
猫が寝てくれないと、飼い主さんも寝不足になってしまいますよね。
仕方ない…と諦めずに、対策をすれば猫も寝てくれるようになります。
ぜひ参考にしてみて下さいね。