1.音が気になる
猫は聴覚に優れた動物です。
それは単に「耳が良い」というだけではなく、高音域に対する感度に優れています。
音の聞こえる範囲は、人間は20~20,000ヘルツであるのに対し、猫は25~75,000ヘルツ。
人間が聞き取れない超音波まで聞き取れる程の聴覚の持ち主なのです。
高音で鳴くネズミを暗闇でも音を頼りに捕まえられるよう発達した、と言われています。
そのため、猫はとても音に敏感。猫や鳥などのテレビ番組では、鳴き声や動く音に反応し、じっと見つめることがあります。
2.動く物に反応している
猫の静止視力は0.1~0.2ほどで、人間の10分の1しかありません。
猫が見えている景色は、全体的に輪郭がぼやけており、私たち人間のようにはっきりと見えている訳ではないようです。
その代わりに、猫の動体視力はとても優れており、動く物体は正確に捉えることが出来ます。
猫が好んで見る番組は、動物が動いている番組や天気予報、スポーツ番組などです。
テレビの中で動く物体の様子に興味津々なのでしょう。
時にはテレビに向かって「猫パンチ」なんてこともあり可愛いですよね。
捕まえようとしても捕まえられない画面を不思議に思っているかもしれませんね。
3.静止画の連続のように見えて面白い
テレビの映像は、1秒間に30枚の静止画を組み合わせて製作されています。
これは私たち人間が滑らかに動く映像として見ることが出来る枚数です。
しかし、動体視力の優れた猫が映像を滑らかに見るには40枚の静止画が必要だと言われています。
そのため、私たちが見ているテレビの映像は、猫にはカクカクとした不思議な動きに見えるのでしょう。
その不思議な動きが面白く、テレビの画面をじっと見つめているのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
猫は静止視力が弱く、色もはっきりとは識別出来ないため、私たちが見るような鮮やかな映像ではありません。
それでもテレビの画面を食い入るように見つめ、目で追いかける姿は何とも愛らしいですよね。
動きのある映像で、愛猫がどのような反応を示すか観察してみるのも面白いかもしれません!