1.準備体操
私たちも寝起きに伸びをするのと同様、猫も背中や足をグーンと伸ばし、体をほぐしています。
活動を始めるための準備体操と言えるでしょう。
また、寝ている間に凝り固まった関節や筋肉を伸ばし、血流を良くする効果もあります。
素早く動く獲物を捕まえるためにも、準備体操をしてしっかり動けるよう、体を整えているのです。
2.気分を切り替えるため
私たちも、デスクワークなど同じ作業を続けているとき、伸びをしてひと息つくことがありますよね。
猫も同じように、気分を切り替えるために伸びをすることがあります。
遊んでいるときに興奮した気持ちを落ち着かせたり、失敗してイライラした気持ちを鎮めるために伸びをしているのです。
猫も心の平穏を保つために、上手に気分転換をしているのですね。
3.リラックスしている
私たち人間もリラックスすると、体の力が抜け伸びた状態になりますよね。
それと同様に、猫もリラックスすると体全体を伸ばします。
猫は元々警戒心の強い動物。いつ敵に襲われるかわからない緊張状態にあったため、お腹を下にしてすぐに逃げられる体勢が基本姿勢です。
そんな猫が体を伸ばしてお腹を出しているのは、リラックスしている証拠です。
暮らしている家や飼い主さんに安心しているからこそ見せる姿なのです。
4.デトックス効果
猫の伸びには、体内に溜まった老廃物や毒素を排出するデトックス効果があると言われています。
血液やリンパの流れが良くなり、体内に蓄積された二酸化炭素や乳酸などの老廃物を排出する役割を果たしているのです。
「伸び」は体の機能を正常に保つためにも、大切な行動だと言えるのでしょうね。
まとめ
いかがでしたか?
「いったいどこまで伸びるの?」と思うほど、猫の体はよく伸びますよね。
猫の関節や筋肉はとても柔らかく、皮膚もよく伸びるため、あのグーンとした伸びが実現出来るのです。
気持ち良さそうに伸びる姿には、飼い主さんも思わず頬がほころんでしまいますよね。
ただ伸びているだけではなく、様々な理由があります。
愛猫がどのような心理なのか考えてみるのも面白いかもしれませんね。