1.猫種
猫の寿命は猫種によっても違うようで、純血種より混血種のほうが寿命が長いという報告もあるそうです。
また日本猫も猫全体の平均寿命より長いという統計が出ているようです。
純血種には遺伝的な疾患を持つ場合が多いとされています。
ただし純血種でも長寿の猫は存在しますし、結局のところ寿命も個体差であると言えるでしょう。
平均寿命より長いとされる日本猫などでも、持病の有無などにより違います。
長毛種の猫が短命であるという話はよく聞かれますが、「毛球症」という「グルーミングによって飲み込んだ毛が胃に溜まってしまう病気は、長毛の猫のほうが罹患しやすい」というリスクがあるためだともされているようです。
2.完全室内飼いかどうか
昔は家の中と外を自由に行き来するという飼われ方をすることが多かった猫ですが、現在では完全室内飼いを推奨されていますよね。これにはもちろん理由があります。
どんなに健康な猫であったとしても、外に出ることで他の猫とケンカしてしまうといった原因により感染症にかかってしまうリスクは高くなります。
また交通事故で命を落としてしまうケースも。
そのため、猫が外に出たがったとしても病気や事故を防ぐために室内で飼育したほうが、結果的に寿命も延びることになると言えるでしょう。
3.性別
猫は性別によってかかりやすい病気の種類も違います。
メスには老化予防の効果があるとされる「X染色体」が1本多いのだそうです。
またオスは発情期に積極的に外に出てケンカをしてしまうこともあります。
そのため、その時にケガをしてしまうと病気に感染してしまい亡くなってしまうこともあるそうです。
性別による平均寿命もメスのほうが長いですが、必ず「メスのほうが長生き」かと言われると実際は必ずしもそうではありません。
そのため性別による寿命の長さの研究結果に対する意見は賛否両論あるようです。
まとめ
人間にも言えることですが、猫の寿命もその猫の持って生まれたものですね。
一概に「長毛だから短命」「メスだから長寿」と断言できるわけではありません。
猫の寿命は飼い方によっても左右されますし、猫エイズに感染した保護猫でも、生涯発症することなく健康な猫と同じように長く生きた猫もたくさんいます。
そのため寿命のことはあまり気にせずに「この子だ!」という出会いを大切にするべきではあります。
しかし、純血種の遺伝的な病気は確かにあります。
そのような猫を迎えたい場合は、ある程度の知識を持ち、対処法などを把握しておくことをおすすめします。